小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

遂に出ました

2009-05-02 08:09:04 | Weblog
寒い!小笠原のお天気の神様はどうもへそ曲がりの様で、やっと雨が上がったと思えば北東の強風が吹きまくり、ここ数日最高気温は20度そこそこ。今朝のNHKの天気予報でも小笠原より最高気温低いのは、全国で北海道の根室と新潟の佐渡位だ。

一昨日の月曜日朝から久し振りの好天、前浜スイムと意気込んでいたのだが北東の強風。こんな日に無理して泳ぐ事もないかと、久し振りにウェザーへ上がってみた。GW中と言う事もあり、クジラを探しその位置を無線で船に知らせる観光船のスタッフや、クジラ見物方々ハイキング、そして僕みたいに昼休みをウェザーで、と言う島民達で結構賑わっていた。

しかし、残念ながらクジラのシーズンもそろそろ終わりと言うことなのだろう、観光船のスタッフが望遠鏡でブローを一つ発見しただけで、ザトウの姿を見る事は出来なかった。クジラは北の海へ向かい、これからは産卵にやって来るアオウミガメのシーズンと言う事になるのだろう。

昨日も強風と寒さは治まる事無く、昼休みは前浜でランチと昼寝。バリトンは一昨日あの強風の中泳いだそうだが、風に煽られるは、体は冷えるはで大変な思いをしたようだ。ただ透明度は「今年一番かも」と言うくらい戻ったようで、次の前浜スイム(何時になるやら?)楽しみである。

所で、我家にも遂にあのグロテスクなやつがお出ましになった。扇浦までの早朝ジョグの後、我家の土曜日の恒例やや入念なお掃除をしていた妻が、突然「キャー、出た!」と絶叫。床の拭き掃除をしようと移動したボディーボードの下に、あのどぎつい朱色の百足がとぐろを巻いていたのだ。

元々我家のあるこの奥村地区、百足が良くお出ましになるという話は耳にしていた。実際、我家の2階に住んでいた‘たびんちゅ’のヨッシー宅には、毎年のように出没していたらしい。そしてそのヨッシーが伝授してくれた百足撃退法「熱湯が一番」を早速実行。

所が、妻がスイッチを入れた電気ポットのお湯が沸騰するまでのまどろっこしい事。百足がどこかへ行ってしまうのではと冷や冷や、取り逃がしてしまったら落ち着いて夜も眠れない。幸い、百足君は逃げ回る事無く壁の隅に留まっていてくれた。沸騰した熱湯を一気にドバ~、流石の百足もほぼ即死状態。

ヨッシー、百足撃退法、役にたったよ!サンキューでした。しかし油断は大敵、また何時お出ましになるか。我家には来ないで、とお願いするしかないネ。

さて、今日もこれから着発便のオガマルの荷役。小笠原地方4メートルの波高との事だったが、オガマルは定刻より10分早い11時20分、600名を越える乗船客と共に入港予定との事。観光客の皆さん、小笠原は寒いですよ!

写真は一昨日、ウェザーの帰りに撮った町の様子。