小笠原日記

夫婦で小笠原に移住予定です。どんな生活が待ち受けているか?とりあえず小笠原の生活を綴って見ようと思います。

コペペはベタ凪

2009-05-03 06:20:16 | Weblog
昨日ブログ投稿後のオガマル荷役作業は、至って順調。2時の出航に余裕も持って作業は終了。舫綱を外しタラップを収納して、お疲れ様でした。

さて、天気は良いのだが、小笠原はるか南の海上にある熱低に吹き込む風なのだろうか、朝から荒れ狂ったように北東の風が吹きまくっている。入港してきたオガマルも、強い風の影響でいつもより接岸に戸惑っているように見えた。荷役作業中も、強いブローが来るとコンテナの上で恐怖を感じる程。

せっかくお日様も出ているのだが、この風では釣りも無理。久し振りに自転車でツーリングに出る事に、反時計回りで湾岸道路から夜明道路と島を約1周。流石にGW真っ只中、先ほどのオガマルでやってきたと思われる観光客の皆さんが、島の観光スポットのあちこちで父島の初日を楽しんでいた。

久し振りに寄ってみたコペペはあの強風を見事にかわしていて、湖のようにベタ凪。おそらく小港海岸から出廷してきたのだろう、ツアーのカヤックが5艇ほど砂浜に引き上げられ、お客さん達は小笠原の強い日差しをそれぞれに楽しんでいた。中には水着で泳いでいる元気な女性のグループも、昨日の小笠原内地より寒いはずなんだけど。

その後、ガイドさんの案内で何組かの半日ツアーのお客さん達が訪れ、コペペは大賑わいに。工事が終わり綺麗になった駐車場は満車。僕が引き上げるときにやって来た車は、駐車スペースが無く諦めてUターン、こんな事も珍しいのでは。

コペペを後に、亜熱帯農業センターの横を抜けて夜明道路へ。ここから中央山の入り口までは上りの連続。途中結構な勾配の所もあり、早朝ジョグの後の荷役作業でエネルギーを使い果たしていた足が悲鳴をあげる。萎えそうになる気持ちを何とかつなぎ止め、意地でギヤー2枚残して何とか中央山の入り口にたどり着いた。所が勿論ある程度は予想していたのだが、島の東側に出た途端ものすごい強風。

東の海は大荒れ、先ほどのコペペとの違い、これが同じ海とはとても思えない。南北に島の中央を走る山々の、西側と東側ではまるで別世界だ。風の抜けるところでは、自転車ごと飛ばされそうで、コンテナの上とは比べ物にならないほどの恐怖を感じた。

細かいアップダウンの続く島の東側の夜明道路は、まさに強風との闘い。途中満員のお客さんを乗せた、顔見知りのツアーガイドさんのワンボックスとも何台か行き違い、その時はにこりと挨拶を交わすが、その後は自然の猛威をいやと言うほど思い知らされた。一人、ランニング中の島の人ともすれ違ったが、このときはお互い「よくやるネ」といった感じで苦笑い。

それでも無事我家に帰り着いてみれば、なかなか楽しいツーリング、たまには愛車も走らせて上げないと可哀そうだしネ。何せ彼女はパスハンター、峠越え仕様の自転車なのだから。

さて本日、お日様は燦々なのだが相変わらず風もお元気な様子、どうしますか?

写真は、久々に訪れた昨日のコペペ。