冬の川は水量が減り、しかも澄んでいるので川底が良く見える。この写真の川底は砂地であるので黒いところはおそらく砂鉄であろう。そんな黒さの中に白い貝殻が見える。やや大きいところから察するに烏貝のものであろう。
烏貝は淡水の貝であるが、内側は真珠のような光沢があって美しい。淡水の真珠がこの貝を媒体にして作られたこともあったが、最近はその話題も余り聞かなくなった。
「冬の川」「片し貝(古語)」「真珠色」などから最終的にこの句になったが、どうしても入れたかった『片し貝』ではなかなか完成しなかった。冬ざれ、片し貝、冬の川、枯野、枯薄、寒月、薄氷(うすらい)など、冬の風物詩はなぜか物悲しい。
烏貝は淡水の貝であるが、内側は真珠のような光沢があって美しい。淡水の真珠がこの貝を媒体にして作られたこともあったが、最近はその話題も余り聞かなくなった。
「冬の川」「片し貝(古語)」「真珠色」などから最終的にこの句になったが、どうしても入れたかった『片し貝』ではなかなか完成しなかった。冬ざれ、片し貝、冬の川、枯野、枯薄、寒月、薄氷(うすらい)など、冬の風物詩はなぜか物悲しい。