MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

土用丑の日と暑中見舞

2008年07月18日 | たべもの・料理
明日7月19日から8月6日までは土用であり、二十四季の一つ「大暑」が7月の22日で土用明けの8月7日が立秋である。
また、暑中見舞いの葉書は、この土用の期間に出すのがしきたりで、立秋以降は残暑見舞いということになる。ということは、前回掲載した暑中見舞いの記事はフライングだったということになる。

この土用の期間の丑の日が、土用丑の日であり、今年は7月24日と8月5日がその日に当たる。毎年、TVなどで鰻の特集などを放映するのもこの時期である。当然、鰻屋さんは書き入れ時となる。

四谷に勤務していたときは近所に美味しい鰻屋さんがあり、ランチ時には1000円のうな重があったが、注文を受けてから焼き、蒸しを行なうので、いつ行っても40分は待たされた。40分も待たされると昼休みのコーヒータイムはなくなるが、美味には勝てなかった。どうしてもコーヒーを飲みたいときは、路上で得意先の社員に出会ったことにしていたことも有った。

都内には鰻の名店も多く、平均的な特上のうな重は3500円程度であろうか。利根川産の天然物はさらに値段が高いし、予約しないと食べられないような代物になっている。都心近辺では、江戸川や荒川、利根川で天然鰻は釣れるのだが、釣ってそのまま捌ける訳でもないようだ。垂れ流しの地下水で、一週間程度泥を吐かせるのだと聞いた事がある。

1匹500円程度の中国産鰻には比べようもないが、その中国産を国産として偽装し、国産より安く売ったものの莫大な利益を得て捕まった業者がある。安く売ったことが偽装の発覚となったようだが、国産と同じ価格で売っていたら、ばれなかった可能性もあるわけで、永遠に闇の中に埋もれたに違いない。

今年は伊豆栄あたりの特上を食べようかと算段中だが・・・・

写真は鰻と無関係の夏の花「ダリア」である。なぜか夏の直射日光には良くあっている。


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