MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

美味、余まき胡瓜

2008年07月16日 | たべもの・料理
余まき胡瓜は、夏胡瓜とも呼ばれ、日中の気温が暖かくなってきた頃に直播で種が播かれ栽培される。温室栽培の胡瓜は、特殊な南瓜の台木に接いているので、どうしても皮が厚くまずいものができる。
それに比べ、この余まき胡瓜は、自然の太陽の光の下で育まれ、皮が柔らかく味の良い胡瓜となる。皮が柔らかいのであまり日持ちはしないが、それでも産地に近いスーパーには出回ることがある。

偶然にも昨日手に入れたものがこの胡瓜であった。皮が柔らかいからそのまま何も漬けないで食べると、パリパリと美味しい。温室栽培の胡瓜のように、硬い皮が口に当たらないのが何よりいい。

高校を出て田舎を離れるまでの間、田舎の屋敷に続いた畑で採れたあの胡瓜の味だった。トマトや胡瓜やナス、じゃが芋や薩摩芋や南瓜、玉蜀黍や枝豆など、採れたての新鮮な野菜を食べなくなってから久しくなった。
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