MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

梅雨晴れと梅雨晴れ間

2013年06月24日 | 写真俳句

梅雨時の晴れ間は、
長雨によって醸成された憂鬱な心を一気に開放するほどの力を持っていて、
なんだか楽しく喜ばしい心にさえなってくる。
しかも、そのような喜びは、
生きとし生けるものすべてに共通して生まれるているのかもしれない。

公園を散歩していると、無傷の白蝶(紋白蝶)がハルジオンの花に止まって吸蜜していた。

公園の光景としてはさほど珍しいことではないが、
風雨の続いた後に、モンシロチョウの翅が無傷であるのは尊く珍しい。
そんな白蝶の美しさを観察していたら、
木漏れ日が射しこみ花も蝶も輝くほどの白さになった。

蝶は大小にかかわらず雨の中を飛ぶことは出来ないし、
雨を凌ぐには体長より大き目の葉の下に止まる位である。
また、
この時季は、蝶を捕食するトンボや野鳥、蜘蛛などの外敵も多く、
翅が千切れている個体が多いのも夏の蝶の特徴なのである。



同じ光景でも、表現を変えると句の世界も変わる。

貴重な梅雨の晴れ間とあって、白蝶も久し振りの花蜜だったのだろう、
カメラを近づけても吸蜜を止めない。
人の世界では、布団を干したり、洗濯したり、買い物に行ったり、散歩に出かけたり・・・・


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