MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

21世紀の森と広場で「アカボシゴマダラ(蝶)」を発見

2013年09月27日 | 21世紀の森と広場で(松戸)

21世紀の森と広場の「野草園」を歩いていると、
目の前に揚羽蝶のようなゴマダラ蝶のような蝶が現れ、
私を一周して約3m上の榎の葉に止まった。


赤い斑点が鮮やかだったので揚羽でないことはわかったのだが・・・
じつは先日の「花ファンタジア撮影行」のときも同じような蝶に出会っていたのだが、
近くを2往復してどこかに消えていってしまった。
そのときの残像は脳裏に焼きこまれているが、
再び遭うことが出来たのである。

榎の葉に止まり同じ場所で翅を広げたり、体を回転したり、
まるで撮られるためにポーズを取っているようであった。
当然私の思い込みなのだが、
巻頭の写真の蝶の視線は明らかに私を見ていて、
何かを語っているようにも見える。

おかげで10余枚撮ることができた。
調べてみると・・・
本来は日本の本州には居なかった蝶で、
蝶の愛好家達が放蝶したものと思われるものが、
あちらこちらで生息地を拡大させているのだそうだ。

蝶の名前は「アカボシゴマダラ」でタテハチョウの仲間。
1995年に埼玉県浦和市の「秋ヶ瀬公園」で発見されたのが最初で、
いったん消滅したもののその後あちこちで発見されている。


花蜜や液体などを吸う蝶などの長い口器を「吻(ふん)」というが、
その吻の色がオレンジがかっているのもこの蝶の特徴。
木の実の果汁を吸っていたのだろうと思われる。


人為的に放たれるのは、蝉、亀、魚、蜜蜂、植物など様々あるが、
10年ほど前のこと代々木公園では「クマゼミ」が鳴いていた。
箱根の山を越えることが出来ない蝉なので、
故郷の夏の風物詩を懐かしむ余り放たれたのではないかといわれていた。
もう長い間代々木の森に入ってないので、
その後のことは不明である。

清水公園の花ファンタジア内で見て今度は21世紀の森で、
と、2週間で2度も見ることが出来たということから考えると、
アカボシゴマダラは、数年後には普通に見られる蝶になって居るかもしれない。
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