MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

早春の使者達(岐阜大名大蚊、紋白蝶、筋黒白蝶、紅小灰蝶、紫小灰蝶など)

2018年03月17日 | 大町公園(市川市動植物園)にて


本日、都心の桜に「開花宣言」が出され、
いよよ都心にも桜の季節が到来しました。
上野公園、千鳥が淵、靖国神社、墨田公園、新宿御苑などが、
1週間後には見頃になるものと思われます。

なお、上野公園で見られる桜の品種を集めたスライドショー(ユーチューブ)を、
このブログのブックマークとして登録していますので、見ることができます。

「上野恩賜公園の桜(品種名入りスライドショー)」


また今日は、日の出時刻が午前5時50分、日の入りが午後5時50分となっており、
昼と夜の長さか一緒となっていました(国立天文台・東京地方)。

昨日も春の勢いが止まらない大町公園へ。
そこで発見したのが、羽の模様が美しい私にとっては所見の、
岐阜大名大蚊(ギフダイミョウガガンボ)でした。(巻頭の写真)

一昨日はその姿を写すことができなかった紋白蝶や、筋黒白蝶にも出会うことができた。

紋白蝶(モンシロチョウ)
なかなか止まってくれなかったが、150mほど追いかけて、
約10m先に止まったところを撮ったのが下の写真。
羽の模様から紋白蝶と同定したが、その目はこちらを向いていて、
越冬から覚めたばかりの警戒心の強さが感じられた。


筋黒白蝶(スジグロシロチョウ)
蕗の薹の花蜜を吸っていた。
やはり蜜を吸っているときは警戒心は少ないようである。


紅小灰蝶(ベニシジミ)
小さい蝶だが、紅色のためよく目立っており、
うまく越冬できたようで、羽は無傷状態だった。


紫小灰蝶(ムラサキシジミ)
昨年から極端に少なくなったのが下の写真の「ムラサキシジミ」と
今年はまだ発見できていない「ムラサキツバメ(シジミチョウの仲間)」で、
一昨年は両種とも20頭以上で集団越冬をしている姿が見られているのである。


牛蛙(ウシガエル=食用蛙とも)
冬眠から覚めたばかりのウシガエル。泥の中で眠っていたようで、
その部分の泥が凹んでいる。
冬眠で痩せこけてしまってはいるが、なおも生きて世代を引き継ぐ強さが感じられた。


巨大牛蛙と蝦蟇蛙の雄
下の写真は噴水池で見つけたこれまでに見たことのない大きさのウシガエル。
手足を伸ばした体長は40cmほどあったものと思われ、足も太く、
雌なのか中も大きかった。
背中にいるのが、雄の蝦蟇(ヒキガエル)で、
繁殖期にあるため、動く物ならなんにでも抱きつく性質を持ち、
時には、鯉の背中に抱きついている姿も見たことがある。


春の自然公園(大町公園)には、さまざまな昆虫が出現し、
樹木の芽も日々に膨らみ、ブログでは紹介しきれないほどの写真が撮れている。
そんな森羅万象の変化を見ながら句材を探し、
例年にない量の句作をしているが、半数は「見たまんま俳句」適で、
なかなか「発想を飛ばす」世界には至っていない。
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