暖かさが増すと共に昆虫の種類も多くなり、
自然公園である大町公園では、
少し目を凝らせば何らかの昆虫に出会うことができる。
が・・・やはり毛虫類はその毛に毒が有る場合も多く注意は必要である。
蛾の仲間にも「美しい毒蛾」がいるので、手で触れることは避けたい。
私も写真的に面白いものや珍しい蛾などは撮るが触ることはしない。
今日はそんな中からの毒の無い美しい蛾の紹介。
「波型白並尺(ナミガタシロナミシャク)」
白い翅の波型模様が美しく、後翅と体がオレンジ色。
「四紋前白青尺蛾(ヨツモンマエジロアオシャク)」
小さな蛾だが、薄緑色がポイントで蝶類には見られない色かもしれない。
「歯形燕青尺(ハガタツバメアオシャク)」
中型の蛾で青味がかった緑色。
後羽の突起の形が「燕尾服」に似ていることから「燕」の名があるが、
蝶の仲間にも、紫燕、燕小灰蝶などがいる。
「薄黄燕枝尺(ウスキツバメエダシャク)」
薄黄と言うよりは白に近く、
後羽の突起部に有る模様に囲まれた「赤」が印象的。
「黄色縁黒野螟蛾(キイロフチグロノメイガ)」
小さな蛾で、肉眼では模様を確認出来ないほどである。
「紅紋虎蛾(ベニモントラガ)」
体形的にはシャチホコ蛾の仲間のようだったが・・・トラカ科(東北森林管理局調べ)だった。
巻頭の写真は「シャチホコ蛾」を真正面から撮影したもの。
狸のようなケモノ感が面白い。