MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

採餌より陽を選びけむ秋茜

2016年10月03日 | 写真俳句

昨日の当地の一日の日照時間は8.4時間となり、
9月6日に10.3時間を記録して以来、27日ぶりの8時間越えとなった。

今日の日の出時刻は5時37分、日の入りは17時22分であるから、
晴れれば約12時間ほどの日照時間となるのだが・・・・今日も晴れなかった。

昨日の久し振りの8時間超えの快晴で、公園も久し振りの賑わいを見せたが、
昆虫達もまた一斉に蠢いていた。

降雨などで小さな昆虫が飛ばないと、それらを採餌するトンボは危機に陥る。
本来なら晴れた上空を我が物ごとく舞うオニヤンマだが、
数日雨が続くと低空をヨレヨレと心もとなく飛んで居ることがある。
彼らは三日間食べ無いと餓死してしまうようで、
8月には沢山姿が見られたオニヤンマは秋の長雨で急激に数を減らしていた。

写真のトンボは通称赤とんぼと呼ばれて居る「秋茜(アキアカネ)」である。
夏のトンボは、日差しの強さを避けるため、尻を持ち上げて陰を作って止まるが、
昨日の秋茜は、久し振りの日照を全身に受けようと、尻を持ち上げていたようである。

採餌は公園が開園する前に済んでいたのかもしれない。
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