MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

以心伝心??の蝶

2011年07月23日 | あらかると

昨日のフィールドで面白い体験をした。
相手は蝶である。

巻頭の蝶の写真は「キアゲハ」ですが、
小鳥に襲われたのか羽の痛みが凄かった、
人間の世界で言えば重傷ものだが、元気に飛び回っていた。

私がその場に着いたときは、
下の写真の荒れた休耕田の中ほどの30m位先を飛んでいた。
揚羽蝶であることは判るので「近くに来ないかナァ」と思っていた。


すると、
なんと、50cm先の草叢に下り葉の上に止まったではないか・・・
静かに寄っていって標準ズームレンズで撮った。
最初は少し離れて、徐々に寄って行ってレンズ焦点限界の25cmまで寄る事が出来た。

羽が破れていて元気がなさそうだったので「頑張れよ」と声をかけながらの撮影だった。
前から5枚ほど撮ってそっと後ろに回ろうとしたら、
「傷のある羽を撮るのは勘弁して欲しい」と思ったのか、
はたまた、
私の「頑張れよ」が効いたのか、あっという間に飛び立ち青空に消えていった。

この不思議な出会いに、
もしかすると蝶は人の心を読み取る事ができるのかもしれないと思った。
また、昔のように蝶を採集する人が少なくなったので、
人の周りにいたほうがより安心と思っているのかもしれない。

キアゲハが飛び去った後には「ベニシジミ」が飛来し、


ベニシジミが去った後には、モンシロチョウがやってきてモデルになってくれた。


草叢の中ではヒメジャノメチョウが隠れていた。
なかなか敏感な蝶で、一枚取ったら草叢の奥に入って見えなくなった。


以下の蝶は大津川の土手にて同日撮影。
薄荷(ミント)の花で吸蜜をする「キタテハ」。
羽を閉じていると枯葉のようですが・・・・・


羽を開くと意外に美しいです。
求愛中だったようなので1枚撮って引き下がりました。


最後はシロツメクサの花で吸蜜している「ツバメシジミ」
羽が破れて尾状突起も見られませんでした。
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