MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

マクロの世界

2010年04月19日 | 写真

上野公園の桜の調査で、どうしても必要だったのが「被写体に1cmまで近寄って撮れる」スーパーマクロ撮影のできるデジカメだった。
そこで手に入れたのが、液晶モニターがマルチアングル(上下左右は勿論、自分にレンズを向けての撮影も液晶モニターで確認できる)の、CANON PowerShot A650is 12.1MEGA PIXELS(現在は製造されていない)だった。

被写体に1cmも近づくと手持ち撮影は難しいものとなるが、「手ブレ補正」がうまくいっているようで、肉眼では見えない花粉の粒々までが写るのである。しかもマクロ設定で1cm~無限まで撮れるのが素晴らしい。
さらに電源は単三乾電池なので緊急の場合はどこでも手に入り、SANYOの「eneloop」を使うと一回の充電で300枚以上撮れれるのもいい。

肉眼では確認出来ない花の世界を載せて見ました。
巻頭の美味しそうなウニの様な雄蕊を持った花は中の花でしょう。回答は最後の行に。

赤いチューリップの花芯、雄蕊にはまだ花粉が出来ていない様子が判ります。


黄色いチューリップの花芯、こげ茶色の雄蕊には花粉が出来ています。


大山桜。花弁の中心部が赤く染まり(花の終期に中心部や花弁が赤く染まっていく桜を「化粧桜」などといいます)、花粉も出来てきています。


梨の花。桜と同じようにある程度低温にならないと「休眠打破」が起こらず、花も実もつけません。近年の温暖化で「休眠打破」が起きなかった為の不作ではないかという現象が発生しているようです。


白色タンポポ。関東ではあまり見かけませんが、関西以南では普通に見られるらしい。


巻頭の花は「椿」でした。
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