MAICOの 「 あ ら か る と 」

写真と文で綴る森羅万象と「逍遥の記(只管不歩)」など。

野生菜の花の焼きキシメン

2010年04月20日 | たべもの・料理
春になると小川の岸や大河の堤防には毎年「芥子菜」や「小松菜」の花が咲く。花の咲く場所は大体決まっていて、近所の人たちが散歩途中で摘んで持ち帰っている。
私の場合芥子菜の区別が出来ないので「小松菜」を摘むことが多い。小松菜は数年たったものが多く根は大根のような太さのものがある。

下の写真が私がお世話になっている「小川の岸の菜の花畑」である。今年2回目のお裾分けをしていただいた。いろんな人に摘まれるが、花の勢いはとどまるところを知らないかのように咲き誇っている。


下の写真が小松菜の花で、一枝に1~3輪程度花が咲いたものまで食べられる。中心の太い幹は柔らかくておいしそうだが、花にやや苦味があるので私は食べない。左下や右下の蕾か食べごろで、幹の15センチ下あたりを折り曲げると小気味良く「ポキッ」と折れる。


春を楽しむものなので、味噌汁や御浸しや和え物がお奨めだが、焼うどん(今回は乾麺のキシメン利用)の色物として利用すると美味しい。
サラダオイルでうどんと下茹でした菜の花を炒め(麺に焼き色をつけたいのであまりかき混ぜない)、焼きあがったら枯節を削って入れ、醤油を掛け回して完成です(巻頭の写真)。

「菜の花」なので菜種油で炒めたほうが相性がよいと思うのだが、菜種油って最近使った事が無い。菜種畑そのものも見られなくなってしまったから「菜種油」が貴重品になっているのかもしれない。
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