ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

第2ステージ11.2キロ(5/21)

2009-05-28 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


速報版で結果報告、選手村初日の様子はこちらから、第1ステージに続くレースです。)
 


翌日午前中の第2ステージ・11.2キロのレースでわたしは飛び出しました。「守りに入らない、前をむいて走る!」、昨日の第1ステージでずっと付いてきてわたしのすぐ後でゴールした女子選手よりも、34秒差で前を行くアリーンとの差を縮める~これがわたしの直感。先のレースでアリーンは後半失速しているので、チャンスあり、と窺ったのです。

飛び出したわたしに、スタート直後からまた後ろに女子が付いてきています、昨日女子3位で、ベテランの部のトップ=マイヨジョーヌを着て走っているアリーン。予想通りです、が、今日のわたしは強気。



二人で併走するうち中間ほどで女子2位のエリカを追い抜き、さらに後半でアリーンを振り切り、ステージ2位でゴール。上の写真、アリーンを振り切った坂を上る途中のわたし。
 
2戦目でタイム差を縮めたけれど、総合順位は4位のまま、ベテランの部も2位のまま、マイヨはまだわたしのところに廻ってきません。2戦合わせてベテラン1位のアリーンとはまだ19秒の差があるのです。
 
昨日女子2位だったエリカは大きく失速し、女子総合3位に後退、わたしの7秒前です。とはいえ、女子2位のわたしから5位まで40秒以内差、ひしめき合っています。
 


ひとつのステージが終わるごとに、マイヨの授与式があります。私はマイヨを着たアリーンと握手~「わたし、ヒロコです。」、アリーンもわたしが追ってきているのを知っています~「次のレースでマイヨは貴女のものね。」
 
2006年にベテランの部が新設されて以来(それまで女子はクラス分けなしのワン・カテゴリーでした)、一度も誰にも譲ったことのないマイヨ・ジョーヌ。今年初めて、2ステージで落としました。体調不良だったこともすっかり忘れ、私はつねに前を向いて走り続ける!


レースを終えてごろんとリラックス、スロバキアチーム。男子4位・5位、女子2位の選手たち。


広い昼食会場。


レースの会場、サン・ヴァレリーはノルマンディー上陸作戦の中心地。いまではEU27カ国の旗が飾られています。


みんなリラックスしてレースの合間のプチ観光。向かって左端、首位を独走中、アルジェリアのクイデール。右端、イスラエルの25歳、モハメッド。もう一人はモハメッドの従兄弟、第1ステージ完走で早々とレース離脱。


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第1ステージ14.5キロ(5/20)

2009-05-28 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
最終結果、女子総合2位を納めてきたとはいえ、今年は不安な出だしでした。第1ステージ14.5キロを走り終えたとき、女子総合4位。しかも5位の選手がずっと付いてきていたのを最後まで振り切ることが出来ずわずか2秒の差。
 
成績表を見ると女子3位アリーンとは34秒の差。女子2位エリカは1分近くも先に行っています。女子総合1位の選手は、フルマラソン2時間49分で走るポーランドのアグネスカ。まったく影も姿も見えない先。
 
脚に不安を抱え、練習もできていないわたしとしては、これでも良く走れたほう。ベテランの部1~3位の選手が36秒差以内、わたしはすぐ後ろに来ていたと4位から5位争いをするのかな、と身震いしました。
 


でもね、そんな大会ではないです、このTPC大会。みんなが楽しんでいて、全員リラックス。スタッフもこの通り。
 


応援の子供たちのための遊具もあります。
 


ステージが進むにつれ、みんな仲良くなり、最後には誰とでも手をつないでゴールしたくなる、それがこの大会。


(ずっと応援してくれたケビン君ファミリーと)


(会場となったドードヴィルの市庁舎前。ホテル、ではなくて、市庁舎。)


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25周年記念フランスTPC大会、各国選手団集結(5/17)

2009-05-28 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

(ポーランドチームの部屋から大きなEUの旗)
 
今年で25回目の開催となるノルマンディーでのTPC大会、節目を迎えるに当たって最終回とし、新たなる大会開催のための発展的解消となることが事前に伝わってきました。こんなに盛大に行われている大会が、今年で終わりなの?~少し寂しい気持ちで選手村入りしてみると。


(イスラエルチーム3名と、いちばん奥に昨年の覇者、クイデール)
 
過去の大会で出会った選手たちが初日に続々集結してきています。2004年に出会ったイスラエルチーム(5年ぶりのイアールとモハメッド)、昨年は12名の選手団でやってきたポーランドチームは今年は5名、そして日本選手団4名にルーマニア5名。


(ポーランドチーム、紅一点はアグネスカ、フルマラソンベスト2時間49分)
 
日本選手団メンバーは全員初参加ですが、わたしの地元関西で出会いお世話になっている人たちが3名、見知った間柄です。そんなふうにみんな懐かしく、再会を喜び合うこと。選手同士の再会、そして迎え入れてくださる主催クラブメンバーとの再会。わたしがこの大会で特に感じている大きなファミリー、それがここにあるのです。


(日本からの4名とパリ在住で通訳をしてくださるマリコさん)
 
主催者のビッグボス、クロードさんによるとこの大会参加者の実に70%がリピーター。「この大会は大事なミーティング・ポイントなんだよ。」と。
 
クロードさんはこの大会の発案者。最初から運営に携わってこられ、いまは50歳代半ば。少し前に早期退職され、いまは所有されている宿泊施設の運営(この大会の宿舎にもなっている)をなさっています。


(この宿舎もすべて手作り、息子さんとクロードさん)
 
25年間大会運営をしてきて、世界中に友達が出来、みんな「クロードさん、どうぞわたしのところに訪ねてきて下さい。」と心待ちにしている間柄。そんな仲間を一人ずつ訪ね歩くには、時間の自由になる仕事がいちばん。
 
そのクロードさんが企画している次の大会とは?・・・このTPC大会に参加しようとすると、大会期間中の少なくとも1週間は家族を犠牲にして走りに来ることになる。家族もいっしょに過ごす時間を大切にしたいから、次に考えている大会は、家族ぐるみで参加できるツアー型の大会。家族も応援しながらスタッフとして参加し、一緒にランナーと移動する、トランスレースを考えておられるようです。
 
さあ、来年以降のことはさておき、いざ、ツール・ド・ペイ・ド・コー(TPC)大会、開幕!

大会プログラムはこちら
5/17 選手村開村(各国選手団到着)
5/18 午前 体調管理のためのフリー(ジョギングなど自由に過ごす)
   午後 主催者による観光プラン(ホンフレール港町観光)
5/19 午前 フリー
   午後 主催者による観光プラン
   夕刻 開会式
5/20 午前 主催者による観光プラン(イブト朝市などショッピング)
   午後7時  第1ステージ14.5キロ(ドードヴィル)
5/21 午前10時 第2ステージ11.2キロ(サン・ヴァレリー・エン・コー)
   午後5時  第3ステージ20.980キロ(レ・トレ)
5/22 午前9時30分 第4ステージ8.4キロ(オズボスク)~持ちタイム順スタート
   午後6時15分 第5ステージ13.7キロ(コードベック・エン・コー)
5/23 午後3時  第6ステージ21.250キロ(イヴト)
   午後6時  閉会式
   午後8時  さよならパーティ


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