ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

外国人枠で20キロレース参加

2009-05-02 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ブカレストから北西へ100キロ、ピテシティが今日の会場。全ルーマニア・マスターズ・ロード選手権(ハーフマラソン・10キロ、10キロと5キロの競歩)。ラン仲間と車に乗り合わせて出かけます。
 


以前はスタジアム発着のロードレース、交通規制のしていない一般道を走っていましたが、道路事情により今年から公園内で実施。緑の背の高い木々が覆っていて、森林浴そのものの会場です。この橋の上もコースになっています。



外国人枠でオープン参加ですが、同じようにナンバーを交付してもらいました。参加料7レイ(=約280円)。単位を間違えないでね、マスターズの大会なのでほとんど保険料に充当されます、日本の大会もこの参加料を見習ってほしいものです。

スタート前に一人ひとり名前を呼ばれ、コール(=審判による参加確認)も完了、コース説明によると1400mの周回コースを15周してハーフマラソンになるそうです。ここでベテランランナーのワタクシ、マドモワゼル、直感しました~公園内の折り返しコースがきちんと1400mあるはずがないです、おそらく距離は過不足があるはず。



周回コースを走る利点はペース配分しやすいこと。1周、正確に何キロあるかわからなくても同じコースを回ってくるのだから、イーブンペースの目安にしやすいのです。

笛の合図でスタート、ばらばらと走り始め、最初はコース確認。1周目6分6秒、ちょっと慌てて走ってしまったけれど、案の定このコースかなり短いです。とにかく15周、ばてずに走り切ること。

15周という数もまったく気にならず、森林浴しながら穏やかに下り穏やかに登るコース、あっという間に周回を重ねていきました。中盤、気分が良くなって少しペースが上がり、そのツケは最後の3周回に来たけれど、脚は重たくならず動いてくれました。



手元計時、1時間35分40秒。表彰式に先立ち、審判長から通達。「皆さんの記録はかなり良いと思いますが、交通事情により公園内で実施したため、距離は短いです。よって公式記録とはなりません。」、GPS(ガーミン)で計測していたラン仲間によるとほぼ20キロ、とのこと。納得(=ハーフマラソンにしてはタイムが良過ぎると思っていました、20キロでも上出来!) 。



オープン参加なので選手権には関係ないけれど、表彰式にも参加。年を重ねた人が実にはつらつとディプロマ(=証書)を受け取っている姿は、見ていて気持ちがいいです。何度もたくさん拍手をしました。



80歳を超えなお現役、今日も10キロを走った女性、10キロ競歩に参加した男性、M55才の部のイリエ・ビクターはこれまでに84回フルマラソンを完走。いろいろなエピソードを交えての表彰式です。



私はひたすらカメラマンに徹していると、名前を呼ばれました。デイプロマ(=証書)はないけれど、オープン参加を記念してTシャツをいただきました。会長さんの計らいです、ありがとうございます!



こちらのスポーツウェアーではないご婦人は、今日のエイドステーションの提供者。オフィシャル・エイドの水のほかに、走り終わってからサンドイッチやクッキー・チョコレート、ジュースにビールまで振る舞いがありました。マスターズのM55(55~59歳の部)の有力ランナーであったご主人を昨年ガンで亡くされ、今回ポマーナ(=ルーマニア正教の法事で近隣者に振る舞いをする習慣があります)として参加してくださったのです。事情を知って私もちゃんとご挨拶、一緒に記念撮影してくださいました。Rest in peace.



わずかの人数で運営、マスターズ選手権。



先立って行われたちびっ子クロス。上気した頬、子供たちも一生懸命。



「走り終わって、やったーと言う気分の時にはこうするのよ。ピース!」、ちょっとたどたどしいかな。



「笑顔も一緒にね!Bine!(オッケー)」、写真を撮るときピースサインをするのは、日本だけの習慣のよう。マイダーリンはすっかりこれにハマっているけどね。
 
今日も楽しい一日遠足をありがとう、ランニングのおかげです。

本日のお会計:
往復200キロのガソリン代は同乗5人で割り算して15レイ
大会参加料7レイ
車に乗せてもらうまでの地下鉄・バス代3レイ
合計25レイ(1000円未満!!)
よけいに楽しい気分になるわたし、やっぱり大阪人?

/にわか雨/


いつもご声援ありがとうございますm(__)m