ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

オタク・フェスティバルで落ち着くところ

2009-05-09 | ルーマニア・わたしの日常
 

オタク・フェスティバル潜入、メイド喫茶&コスプレ・コンテストの続きです。

・・・かく言うワタクシ、マドモワゼル、学生達の熱気にやられ酸欠気味で講堂を脱出。地上階でおとなしめに開催されていた書道コーナーに逃げ込み。



「わたしの名前を漢字で書いてください。」と楽しんでいる女子学生たちをまえに筆を執りました。「ラウラ(Laura)」さんなら「羅兎良」、「マリア(Maria)」さんなら「麻里亜」など当て字を書いて横にひらがなルビを振ってあげると大喜び。写真はRimaちゃん、まだ中学生ですが日本語クラスのある高校に進学したいそうです。



書き順も大切で筆の払いと止めも知っている女子高生が中学生に指導する場面も見られました。彼女の高校(クレアンガ高校)では日本語が必修事業。1年生は週4時間、2年生になると8時間に増えます。日本からJOCAプログラムで派遣されている日本人講師もいます。

上の写真、習っている中学生がお手本にしているのはわたしの書いたもの。彼女たちの知っている日本語を漢字で書き、ルビを振りました。毛筆で書道なんて、何年ぶりでしょう?? 



まあ、とにかく、こんなに盛り上がっているなんてびっくりしました。アニメブームとは聞いていたけれど、百聞は一見にしかず。わたしもいい見聞をいたしました、ハイ。(ちょっと場違いで疲れたけど)




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メイド喫茶に潜入inルーマニア

2009-05-09 | ルーマニア・ブカレストの日常


この週末、ブカレストで局所的に盛り上がっているのが『オタク・フェスティバル』。もちろん「オタク」は日本語の「オタク」。日本でも訪ねたことが無いメイド喫茶もあるというので、会場のCasa Studentilor Bucuresti(Calea Plevnei、最寄りは地下鉄Eroilor駅)に潜入。
 


まさに潜入、でした。来場者は中学生から高校・大学生が中心。3階までのフロアーを使ってメイド喫茶・ゲームコーナー、舞台ではコスプレ・コンテスト。アニメグッズの販売のその片隅(と言う感じでした、今日の場合)で、折り紙と書道のワークショップ。

メイド喫茶で出会った「猫メイド」と「眼鏡メイド」~自分達で日本語で自己紹介してくれました。「どこで買ったの?」~「自分で作ったの!」、ネットで気に入った衣装を参考に、自分でデザインしたものを着こなしているのです。



フロアーで複数対決しているゲームコーナー。


 
日本のゲームセンターで見たようなゲームにみんな夢中。



壁の落書きコーナーでも自分のアニメ・キャラクターを描く学生達。みんなものすごく熱中しています。



コスプレ・コンテストは個人の部(31名が参加)とチーム部門あり、単に衣装を競うだけではなく、パフォーマンスにひと工夫。



日本語インタビューあり、日本語の曲に振り付けしたダンスあり、コントありで階上席まである講堂は熱気いっぱい~外は五月晴れ、太陽が降り注いでいるけれど、暗幕で仕切られたこのホールの盛り上がり!!



このキャラクターぬいぐるみを10レイでお買い上げ。「可愛い?」「とても可愛いわ、このキャラクター。知ってる?」~と尋ねられても首を横に振るだけ。

皆さん、やってくれます~いまや日本を代表する若者文化はアニメ&コスプレ。変身願望は万国共通!マラソンでも仮装ランナーが居るくらいです、若者ランナーに限らず、ベテランランナーもね。海外へも進出している仮装ランナーさんはこちらのお方




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ルーマニアの歴史を知るなら・・軍事博物館

2009-05-09 | ルーマニア・ブカレストの日常


5月9日はヨーロッパの日。その前日がヨーロッパにおける第二次世界大戦の終戦日。それにちなんで翌日を「ヨーロッパの日」と定めています。



その日を迎える週末、ブカレストの軍事博物館でも記念イベント&無料開放。屋外展示場で各年代の軍服を着て、将校や王様に扮した人たちのパレードを見ることが出来ます。


 
軍事博物館、といかめしい名前が付いているけれど、バルカン半島の付け根の辺りにあるルーマニア、ユーラシアとヨーロッパの境目でもあるのでいくつもの民族が通過し、いくつもの国から攻撃を受け、その歴史は攻防の歴史、といっても過言ではありません。



ハンガリー・オーストリア・ドイツ、そしてロシア。南からはオスマントルコ。西側ヨーロッパ列強ほどの力は無く、つねに失うか、得るかの戦いを続けていたのがこのあたり。



今のルーマニア国土はエンゼルフィッシュのような形をしていますが、過去にはこれが小さくなったり大きくなったり。戦勝国になれば領土を得、負ければ割譲は避けられません。そんな歴史が、地図とパネル・マネキン展示によって判りやすく再現されているのです。



これらの国防の歴史から、ルーマニアの人々が、そしてヨーロッパの人々が国旗を大事にしていたか分かります。戦勝地に自分達の国旗を掲げること。戦いに向かう時には国旗を背負っていく。どこでも彼処でもルーマニア国旗の三色(赤・黄・青)は彼らの愛国心の現れ、誇りなのです。
 


屋外展示場のさらに奥、体育館のような展示場ではルーマニアの飛行機の歴史も。人類最初に今の飛行機と同型のエンジンで飛んだのはルーマニア人、ヘンリー・コアンダ。アメリカ史ではライト兄弟、となっているけれど、ヘンリーのほうが先に近代型の飛行を果たしています。
 


そしてルーマニア人唯一の宇宙飛行士ドゥミトル・プルナリウ(Dumitru Prunariu)の宇宙服の展示も。



1982年、ソ連のソユーズに同乗した飛行士です。



大気圏に突入したときの焼け焦げたカプセルも現物を見ることできます。残念ながら彼以降、ルーマニア人で宇宙に出た人はいません。



この博物館の設立はフェルディナンド1世。1881年にカロル1世がルーマニア王国を宣言し、王制となったルーマニアの第2代の王様。お妃様はマリア王妃。日本でも紹介されている『わしといたずらキルディ-ン』の著者でもあります(原本は英語で書かれています)。イギリスから嫁いでこられた王妃様はルーマニアの切手にもなっておられる方。

設立後、第1次&第2次世界大戦以降の展示も増やし、1989年の革命時の写真や生々しい資料も充実しています。何はともあれ、軍事博物館と言う名前にびっくりしないで~いちどは訪れる価値のある博物館。


ブルガリア・スタイルの着付けも見られます。


こちらはロシアン・スタイル。

屋外パレードと飛行機コーナーの展示はこの日の撮影。
本館常設展示は2年前に訪れたときのもの。

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