ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

海外で感じる日本人パワー(日本文化祭より) 

2009-05-07 | ルーマニア・ブカレストの日常


日本文化祭に半日、飛び入り参加しての感想。

大学生たちがとても日本のことに興味を持ってくれていること、本当に嬉しく思います。どんなきっかけであれ、形であれ、自分の国が「憧れの国」として評価されるのは嬉しいものです。
 
そしてそれに答えるように活動しておられる日本から派遣の日本語講師の先生方、駐在員(正しくは日本人学校の先生)の奥様方、それとももうお一方、「ルーマニアに骨をうずめます!」とおっしゃっていた在12年の当地で不動産会社経営のご婦人。

先生方以外は皆、ボランティア。一致団結して、皆さん、とっても頼もしく思えました。

どんなところでも一生懸命活動するのが日本人なのだ、と。海外で日本人であること、本当に誇らしく思いました。

一番上の写真、最後に女子大生たちを記念撮影。カメラを向けると日本式に「ピース!」
 
ルーマニア人から日本への高評価の由縁こちらから。

「ルーマニア・アメリカ大学」(ルーマニア名称Universitatea Româno-Americanăロムノ・アメリカーナ)での「日本文化祭Eveniment Centrul de Studii Româno-Japoneze」の様子、まとめてアップしてみました、お時間のあるときに各エントリーにお立ち寄りいただければ嬉しいです。

午後のプログラム順に~(括弧内はこちらののエントリーのタイトル)
Concert de shamisen &Karaoke(コスプレで日本を代表
Teatru(天照大神の前で踊るルーマニア美女
Teatru(日本人を題材にしたコント
Workshopuri (ルーマニア人に教わる折り紙
Bucătărie japoneză(ルーマニアで作る巻き寿司

大学はこちらにあります。
Universitatea Româno-Americană,bd. Expoziţiei nr.1 B, sector 1,
Bucureşti,tel. 0372.120.185

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ルーマニアで作る巻き寿司(日本文化祭より)

2009-05-07 | ルーマニア・ブカレストの日常

 
「ルーマニア・アメリカ大学」での日本文化祭、お腹も空いてきたワークショップの最後は、「日本の台所」・巻き寿司作り。寿司めし・具材の準備はすべて在住の日本人のご婦人方のボランティアによるもの。 

実演・指導もご婦人方がメイン。
「しっかり握るのよ。」と女子学生どうしで声をかけあい、巻き簾をぎゅうぎゅう力いっぱい握っているのをみて、「こんな力加減よ。」と優しく彼女らの腕を巻き簾にたとえて握ってみて教えておられた姿、印象に残りました。  

さて、わたしはこのルーマニアで、巻き簾・寿司桶・和柄の大皿・大鉢を見るだけで感激。これまでの日本人駐在員が任務を終え帰国されるときに、ルーマニアに残っている日本人へと置いていったものだそうです。



小物については、いまやブカレストにもダイソーが出来ているので、爪楊枝や巻き簾は手に入りやすくなりました。それにしても、爪楊枝の銘柄が「剣道」って??
 
おおきな寿司海苔など食材のすべては「レッド・ドラゴン」(通称ピアッツア・ヨーロッパ)で手に入ります。甘く煮たしいたけも日本の味。

卵がうまく棒状になっているのを見て熱心な女子学生、「これ、卵だって言うことはわかるけど、どうやって作るの?」~「普通はフライパンで焼いて作るけど、材料に魚のパウダー(=顆粒だしの素のこと)が要るわよ。」、これもレッド・ドラゴンにあるのかな?(=日本から持ってこられているor空輸されているのかもしれません、未確認)
 


学生達、これまた見よう見真似で寿司飯を広げ、人参・キュウリなど見知った食材は親しみやすそうです。「魚、魚。」と呼んでいるのはツナ缶。わたしが以前スーパーで見つけたツナ缶は、とても魚くさくて食が進みませんでした。でも今日のツナ缶は日本の味そのもの。探せばあるのです、きっと。
 


今回の巻き寿司は、黒い海苔が表面に来るオーソドックスなもの。つまり巻き上がると真っ黒な棒状。欧米では海苔の黒さが敬遠され、裏巻き寿司が好まれるそうです。我が家でも黒い海苔、「これ、好きじゃない。」とみんなにソッポ向かれています。

学生達はどう反応するのかな、また彼らに聞いてみました。
「この、黒い色、大丈夫?気持ち悪くない?」
「これは日本の代表的な食べ物、お寿司でしょ。これが日本の味よ、私は大丈夫。でもこれは何なの?」
「これは、海草。海の野菜。」
ちゃんと知っている学生もいて「それを乾かしているのよ。」と友達に説明しています。
 
試食コーナーでは、大方の学生が「美味しい!」と言ってくれますが、中には「僕、だめ。」と言う人も。口に合う、合わないはどこでも誰でもあるので、口に合わないものを無理して食べる必要はないのです。みんな心得ているので、「まずい」とは決して言いません。
 
わさびにもチャレンジ、学生達。チューブ入りの中国製のわさびを相手に、キャップを開けるとツーンとよく効いています。たいていの人が顔を赤くして目頭を抑えたり・・・。

中には「わたし、大丈夫。すっきりして好き。」と言う人も。
「あなた、アルディ・ユテ(=強い唐辛子味)、食べられるでしょ?」と聞いてみると、
「食べない。アルディはchili(辛味性の強い味)。でもこれは違う、すっきりとする。」とちゃんと味を利きわけています。わさびの味が分かるなんて、食通、間違いなし。
 
日本人の家庭主婦が作る食べ慣れた巻き寿司の味。お寿司の味を決めるのは寿司飯。ルーマニアではエジプト米などしか手に入りませんが、今日のお米の味は日本のものでした。

奥さま方の話を小耳に挟むと「コシヒカリ」と言う銘柄名が・・・もしかして直輸入もの?さすが駐在員の方々は日本の食文化を大切にされています。ここルーマニアでも日本の食卓のように日本食を追及されている様子、日本人家族だものね。
 
わたしのところ、残念ながら駄目です。日本食、誰も興味なし。誰も食べないので私も無理して作らなくなりました。そしてお姑さんはお料理上手、客人の誰が食べても「美味しい。」と絶賛していくルーマニア料理の数々。そんな料理をたらふく味わえるわたしの胃袋、幸せものです~。

(最近では「あれ、美味しかったからまた作ってくださ~い。」とさらに甘えているマドモワゼルです。)


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ルーマニア人に教わる折り紙(日本文化祭より)

2009-05-07 | ルーマニア・ブカレストの日常
 

「ルーマニア・アメリカ大学」での日本文化祭、まだまだプログラムは続き、舞台発表の次はワークショップ。手を動かす日本の文化、と言えばまず折り紙・書道。
 
文化祭にかかわる日本人の先生は3名、いちばん年配の先生が書道をご担当。「愛」「平和」、などを中心に、学生達の思い思いの言葉を墨と筆でお手本に書き、学生達も見よう見真似で作品を書き上げます。筆順が多少違ってもここは目をつぶってね。



折り紙コーナーでは現地在住の日本人のご婦人方もボランティアで登場、日本人学校の先生の奥さまがお二人、在12年で会社経営の奥さまもテキパキと折り紙パフォーマンス。折り紙の折り方、なんて説明したらいいの?でもここは日本文化体験のコーナー、日本語でいいのです。
 


観客として隅っこにいたはずの私もいつの間にかお役目を与えられ、学生達と一緒に鶴を折り始めました。7~8人のテーブルで、鶴を教える人2人。私の手元をよく見てさっさと折りあげる人、山折りと谷折りをごっちゃにして「あ~、もう、ワタシ、出来ない!これ、ストレスになるだけ!」と投げ出す人~ルーマニア語で文句を言っても、バレてますよ~、付きっきりで一緒に折りました。
(向かって左端、折り紙が得意でなかった学生、いちばん右端、見事に折りあげたアディアナ。) 
 


日本に興味のある人がすべて、折り紙にも興味があるとは限りません。ここはちょっとした体験コーナー、自分の得意なものを見つけてね。
 
ひとりの男子学生、見事に折りあげた「恐竜」を持って現れました。「え、これ何?鶴が基本になっているの?」、とても複雑なその折り方、折り紙文化の担い手=日本人としてはほおって置けません。「折りかた、やってみて。」、一緒に折って教えてもらうことに。

「誰が、誰に教えているんですか。」~ルーマニア人から日本語で声が掛かりました。
「ロムン(=ルーマニア人男性)が、ジャポネーザ(=日本人女性)に教えています。」~照れ笑いでごまかすしか無し。



細かな細工と手順です、何度もやり直しをしながら、やっと完成。わたしのはかなり不細工。彼のはきっちり精巧。記念撮影となりました。
折り紙パフォーマンスするなら鶴や兜・箱だけでは役不足。何かあっといわせるような持ち駒がいります、今日の折り紙コーナー、彼が主役!

 

ルーマニア語コーナー:
ルーマニア語で「鶴」は「cocor」。「平和のシンボル」「神秘の鳥」としてヨーロッパでも知られています。日本では「亀」と並んで「長寿の象徴」。英語では「crane」。

Crane / cocor
Symbol of longevity /Simbol de longevitate
Mystery bird /pasăre misterioasa
Symbol of good luck /Simbol de noroc


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