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5月9日はヨーロッパの日。その前日がヨーロッパにおける第二次世界大戦の終戦日。それにちなんで翌日を「ヨーロッパの日」と定めています。
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その日を迎える週末、ブカレストの軍事博物館でも記念イベント&無料開放。屋外展示場で各年代の軍服を着て、将校や王様に扮した人たちのパレードを見ることが出来ます。
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軍事博物館、といかめしい名前が付いているけれど、バルカン半島の付け根の辺りにあるルーマニア、ユーラシアとヨーロッパの境目でもあるのでいくつもの民族が通過し、いくつもの国から攻撃を受け、その歴史は攻防の歴史、といっても過言ではありません。
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ハンガリー・オーストリア・ドイツ、そしてロシア。南からはオスマントルコ。西側ヨーロッパ列強ほどの力は無く、つねに失うか、得るかの戦いを続けていたのがこのあたり。
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今のルーマニア国土はエンゼルフィッシュのような形をしていますが、過去にはこれが小さくなったり大きくなったり。戦勝国になれば領土を得、負ければ割譲は避けられません。そんな歴史が、地図とパネル・マネキン展示によって判りやすく再現されているのです。
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これらの国防の歴史から、ルーマニアの人々が、そしてヨーロッパの人々が国旗を大事にしていたか分かります。戦勝地に自分達の国旗を掲げること。戦いに向かう時には国旗を背負っていく。どこでも彼処でもルーマニア国旗の三色(赤・黄・青)は彼らの愛国心の現れ、誇りなのです。
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屋外展示場のさらに奥、体育館のような展示場ではルーマニアの飛行機の歴史も。人類最初に今の飛行機と同型のエンジンで飛んだのはルーマニア人、ヘンリー・コアンダ。アメリカ史ではライト兄弟、となっているけれど、ヘンリーのほうが先に近代型の飛行を果たしています。
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そしてルーマニア人唯一の宇宙飛行士ドゥミトル・プルナリウ(Dumitru Prunariu)の宇宙服の展示も。
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1982年、ソ連のソユーズに同乗した飛行士です。
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大気圏に突入したときの焼け焦げたカプセルも現物を見ることできます。残念ながら彼以降、ルーマニア人で宇宙に出た人はいません。
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この博物館の設立はフェルディナンド1世。1881年にカロル1世がルーマニア王国を宣言し、王制となったルーマニアの第2代の王様。お妃様はマリア王妃。日本でも紹介されている『わしといたずらキルディ-ン』の著者でもあります(原本は英語で書かれています)。イギリスから嫁いでこられた王妃様はルーマニアの切手にもなっておられる方。
設立後、第1次&第2次世界大戦以降の展示も増やし、1989年の革命時の写真や生々しい資料も充実しています。何はともあれ、軍事博物館と言う名前にびっくりしないで~いちどは訪れる価値のある博物館。
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ブルガリア・スタイルの着付けも見られます。
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こちらはロシアン・スタイル。
屋外パレードと飛行機コーナーの展示はこの日の撮影。
本館常設展示は2年前に訪れたときのもの。
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ルーマニアは今何時かな?
第一次世界大戦、きっかけは、ハプスブルグ家の皇太子が暗殺されたことにより、始まったんですよね。
高校の時はまったく世界史に興味がなくて、30歳過ぎたころから、興味のある所だけ、勉強?するようになったんです。
島国の日本と違い、大陸では地続きですから、領土争いで、一触触発状態だったんでしょうね。
「戦争は最大のお祭りなり」との言葉を思い出します。
戦争ほど、人々を高揚し、お金を使うものはないのでしょうから。。。
ですが、戦争は絶対にしてはならないと思うし、停戦のための参戦もしてはいけないと思うのです。
ヨーロッパの歴史って、ほんと、戦争の歴史だったのですよね、第2次大戦まではとくに。
その後もバルカン半島は揺れ、オリンピック開催国のユーゴスラビア(サラエボ)すら無くなってしまったのです、民族の歴史は攻防の歴史・・・