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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ツバメを含む鳥の眼について、「ツバメの飛行と鳥の視力」を紹介しましたが、その続きも紹介しましょう<・・・>が本からの引用部分

<ツバメを含む多くの鳥類に紫外線が見えるのは(可視光を感知する3種類の視細胞の他に)紫外線を感知する視細胞を持つため>

これは<ヒトより見える色が1色多い程度では無く、紫外線領域の光と可視領域の光が混ぜ合わさった多彩な色の世界が見えている>こととなる

<ヒトが赤と認識する色も、紫外線が見える鳥類にとっては(紫外線の有無によって)全く別の色に見えている>

<無彩色の白や黒ですら紫外線の反射次第で色彩豊かに見えている可能性がある>・・・残念ながらその色は紫外線視細胞が無い人間には見えません

<さらに鳥には各視細胞の上に狭い範囲の光のみを透過する油滴が載っている>

<それがフィルターとして働くことで、細かい色の違いがより区別できるといわれている>

<ツバメを含む鳥の仲間は、光のみを透過するこの油滴によってヒトより細やかな色の違いが判る>

<しかし、ツバメに関しては、ダブルコーンに視細胞のスペースを取られているため色の識別に使う錐体細胞が他の鳥より少なくなっている>・・・動体視力を優先して進化した結果でしょう

参考文献:ツバメの世界・長谷川 克著・森本 元監修



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