神戸どうぶつ王国のショウジョウトキ(全長60cm)が飛行する姿と共に国鳥となっているショウジョウトキを紹介しましょう
ショウジョウトキは1962年、南米の小国トリニダード・トバゴ(人口137万人)の国鳥に指定されています
同国では天然記念物に指定されトリニダード・トバゴの国章にも描かれています・・・露出オーバーでした
その分布地域はベネズエラからブラジル南部で、トリニダード島東部の湿原を集団の寝床としているとか
現地では夕方、寝床の湿原に大群(生息数は1万8千羽とされる)で戻る光景を見ることができると文献に書いてありました
さて、和名にちなんだショウジョウ色(猩々緋色)とは「赤みの強い赤紫色」とされていますが、個体によって差があるのでしょう
この猩々緋色は餌となる小エビやカニに含まれる色素によるので、個体差があるのは当然かも知れません
初列風切先の黒はメラニン色素で、メラニンが多いほど羽が強靭となり、風切羽を保護する役割があるとか
ショウジョウトキの幼鳥は黒褐色で、餌(小エビやカニなど)をしっかり食べ、2年後にやっと赤くなるようです
参考文献:世界の国鳥 青玄社