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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



飛行しながら空中を飛ぶ昆虫を食べるツバメの眼について、最近読んだ本から紹介しましょう<・・・>が引用部分

<視細胞には、明暗を感知する(棹体細胞)と高精細でカラフルな画像を得る(錐体細胞)の2種類があり>

<どちらの細胞にも一長一短があり、小さな網膜のスペースをめぐってトレードオフ(二律背反)が起こる>

<フクロウのように棹体細胞を優先するか、日中活動する多く鳥のように錐体細胞を優先するかというトレードオフ>

<また、鳥類には普通の錐体細胞の他に、明るいところで光の強さを感知する「ダブルコーン」という特殊な錐体細胞がある>

<ツバメの仲間は、ダブルコーンを高い割合で持っていて、太陽光線の下で飛翔する昆虫を捕らえるのに適している>

<ヒトには「ダブルコーン」が無いので、昼間の視覚は色覚をイメージするだけだが>

<「ダブルコーン」があれば、対象物の素早い動きをしっかり捉えることが可能で、ツバメの動体視力は脊椎動物の中でトップクラス>

このダブルコーンを持っているツバメをカメラで追い続ける(ダブルコーンを持っていない)人間は大変です。

参考文献:ツバメの世界・長谷川 克著・森本 元監修



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