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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



いつものように地下鉄天満橋駅で下り、八軒家浜を中之島方向に歩いていると、1段高くなった左手に「小楠公義戦之跡」とある大きな記念碑を見つけました。



今から663年前(1347年)、正平2年11月26日、住吉、天王寺で足利幕府の山名時氏、細川顕氏軍を破った小楠公(楠木正行)率いる南朝軍は、上町台地に沿って足利軍を追い詰め、淀川にかかる渡辺橋に迫っています。



この地にあった渡辺橋は、洪水のたびに流される貧弱な木造橋で、これに数千人の軍勢が我先に殺到したため、500人余りの足利兵が川に落ち、流されたと太平記にあります。



このとき楠木正行は、溺れる足利兵を引き揚げて衣服と薬を与え、また馬に乗る(上級)者には馬を、物具(ヨロイか)を失った兵には物具を着せて逃がしたという美談が残っています。

当時の渡辺橋は、写真に写っている天満橋の手前辺り



天神橋から中之島公園に入り、バラで一杯のバラの園を通過します。



その先のバラの広場に咲く大輪八重咲き品種、ピース



栴檀木橋を通って本町方向に向かおうと思い、橋の中ほどに差し掛かると、対岸の栴檀に花が咲いているではありませんか。



栴檀には、小さな白い花がびっしりと咲くことを今回初めて知りました。



次に堺筋に出て、両側に植えられたユリノキの花を探してみると、高い梢にいくつかの黄色い花を見つけました。



ユリノキの開花は、5月上旬~中旬とされているので、もう終わりに近かったようですが、名前の謂われとなったユリに似た花をなんとか見ることができました。



大阪市内を通勤散歩しながらチョット立ち止まって見ると、歴史の舞台や、季節の花を見ることができるので、大阪のサラリーマンは恵まれています。


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