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ROSSさんの大阪ハクナマタタ



ある天気の良い休日、住吉大社で家内安全を祈願して、堺東まで少し長い距離を散歩してみました。



遣唐使が出港前に航海安全を必ず祈願した住吉大社の歴史は古く、どこまで遡るのか良くわかっていないようです。



住吉大社のすぐ南、墨江1丁目には、細井川という小川が今も流れていますが、細井川の河口、墨江の入江から最初の頃の遣唐使船(第一回が西暦630年)が出帆したようです。

今も墨江という地名の残るこの辺りがその入江だったのかも?



さて、その細井川を渡って紀州街道に入り、阪堺電車の我孫子道駅で東に折れ、遠里小野7丁目交差点に出ます。



交差点を直進すると大和川に架かる遠里小野橋で、この橋の上から東側の大和川を見ると大きく蛇行していることがよく判ります。



大和川は、江戸時代にこの地を開削して新しく造った水路ですが、大阪城から南に続く上町台地の裾野を迂回したために、この部分だけが大きく南側に湾曲したようです。



さて、橋を渡ると堺市ですが、そこには今も遠里小野町の地名が残っていて、この辺りがかつて地続きであったことが判るのです。



遠里小野橋からの道をさらに南に進むと、南海電車の堺東駅ですが、すぐ南にある堺市庁舎ビルの最上階まで上がってみました。

堺東駅



21階の展望室からは、堺市内中心部東西南北がすべて見渡せ、北側はるか先には大阪の高層ビル群も見えています。



西側には、最近完成したシャープの液晶ディスプレイ工場が見え、ここは大阪湾に沈む西日の鑑賞スポットにもなっているようです。



南側に移動すると、堺市が誇る世界最大の墳墓、大山古墳(仁徳天皇陵)の全景もみることができます。



少し長い散歩でしたが、この景色を見て疲れが吹き飛びましたね。

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