知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

危険なゼロサムゲーム化の虞…企業誘致合戦

2007-04-10 11:32:00 | Weblog
他所から既存企業を誘致して雇用を増やし、地域の税収を拡大する。
これが行政による企業誘致の本質だろうが、国内限定マクロで見ればゼロサムゲームである。
逆に、強引な開発を誘導したり、不当な税の減免等につながることあるだろう。
海外からの企業を誘致することはGDPの成長へつながる。それは認める。
雇用の拡大につながる大型企業の誘致にも相応の効果があるだろう。
しかし、国内企業の誘致数を競ったところで果たしてどれだけの意味があるのだろうか?
限度を超える誘致合戦には、いささか疑問がある。
必ずしも企業の本音は、行政のそれとは異なるだろう。

もう一度、資源配分、所得の再配分、景気の調整の基本3原則に立ち返る必要があるだろう。

統一地方選を振り返って

2007-04-09 06:30:40 | Weblog
政治家養成所の出身者は、皆、立候補者に高齢者が多い選挙区で
若さに任せて当選するという黄金律を依然維持して成功しているようである。
彼らの政策自体は、地域性を除けば、どの政治家養成所出身の候補者も似たようなものであり、
衆議院議員や参議院議員の秘書からの転身が大半で、青年会議所に属している場合が多い。
この戦法は、間違いなく有効であるが、逆に、高齢者陣営が同様に若いダミー候補をあてたらどうなるのであろうか?
こうなると、ただ若いと言うだけでの差別化が無効になるだろう。
なぜなら、若いだけで入れる人はそちらにも票を入れるので、そういう浮動票を分散させるにはもってこいだからである。

それから、共産党に対しては、厳しい評価が行われた感を持った。浮動票が共産党には流れなかったのだろう。

何でもかんでも福祉を手厚くすればいいというものではないと思う。
私が祈ることは、子どもたちに負担の少ない明日を造って欲しいと言うことだけである。

ヤンキースは鬼門?

2007-04-08 08:54:55 | Weblog
ヤンキースの井川は7日、オリオールズ戦に初先発し、
5回を投げて2本塁打を含む8安打7失点、4四死球2奪三振と苦いメジャーデビューとなったとのこと。
初回に先制ソロを浴びると、二回は二死満塁から押し出し四球と3点二塁打を許した。
四回には四球から2ランを打たれた。
しかし、試合はロドリゲスの満塁本塁打でヤンキースが10―7でサヨナラ勝ち。井川に負けはつかなかった。
一方、6番左翼で先発した松井秀は左太もも裏側に張りを覚え、四回に代打を送られ、退いた。二回、捕ゴロで一塁へ走った際に痛めたという。

私は、井川については、メジャーで活躍できるのか疑問を持っていた。
伊良部でさえあの様だったのだから、球の遅い井川ではなおさらではと…
慣れれば良さが出てくるのだろうけど
やはりメジャーは強烈。
松井も怪我がちだし、
ヤンキースは日本人には鬼門かもしれない。


洋服の青山…

2007-04-08 01:25:07 | Weblog
開店セールと言うことで50%OFFにつられてスーツを買ってしまいました。
考えてみれば、はじめから値段を倍にして半額だといっている可能性もあるわけですが、買ってしまいました。

店員が若くて、即断即決ができないのが難点でして
たかがマグカップを一つくれといっても
自分の判断ではできないとか、くだらない口答えばかりで話になりませんでした。
「君は客のニーズをどのように把握しているのか?」
「俺がいっていることは、青山の利益につながることだ」と説教してしまいました。
たばこ臭いし、とにかく最悪。

ポイントカードなど客を引きとどめようとする努力は見られますが
もう二度と利用する気にはなれません。
まだ、アオキの方がましかもしれませんね。

納税者の意思を反映できるように…

2007-04-07 08:38:55 | Weblog
社会経済生産性本部が3月6日、2006年度の能力・仕事別賃金調査の結果を発表したそうです。
大企業(従業員1000人以上)と中小企業(100人未満)の大学新卒社員の月例賃金を比較すると、
大企業の21・5万円に対し中小企業は20・1万円で、大企業の方が1・4万円高い。
賃金格差は、係長・主任(大企業は40・1万円)で8・4万円、
課長(同52・9万円)で14万円、
部長クラス(68・2万円)では17・8万円と、職位が高くなるほど拡大しています。
調査は06年10~12月に、全国の上場企業などを対象に行い、732企業・団体が回答したそうです。
結果は、当たり前のことの様に思えます。
大企業と中小企業の格差は、永遠の課題のような気がします。

中小企業を指導するというスタンスから中小企業を支援するというスタンスに理念の転換が行われた結果、
中小企業指導法はて中小企業支援法に改められて経済産業行政が展開されています。
要するに前者には格差の是正という意味が強く含まれていたのです。
平成12年にこうした理念の転換が行われたことは、格差の拡大は容認されていたはずなのです。
問題はその程度であって、果たして、これが許容の範囲を逸脱しているのでしょうか?
もう少し、検証する必要があるでしょう。

巷では統一地方選の真っ最中で各地で街頭演説が見られます。
税源移譲によって国税から地方税にシフトされ、税の総額は同じはずなのですが、住民税が増税されると批判して票を得ようとする党。
それを冷ややかな目で見るサラリーマン。
サイレントマジョリティ…そういうサラリーマンの多くは黙っているでしょう。
一部の利害関係に敏感な人たちを中心にキャスティングボードが握られています。

納税者の意思が十分に反映されるように祈ります。

病気になったり自殺する公務員が増えないことを祈る

2007-04-06 06:08:14 | Weblog
総務省が3月5日、行政機関の処分に対する「行政不服審査制度」の抜本改正に向け、骨子を公表した。
標準的な審理期間を事前に定めて審理を迅速化することや一定範囲の行政指導も対象に加える。
行政不服審査制度は、課税処分、建築確認などの行政処分に不満がある場合、処分を行った機関などに取り消しなどを求める制度。

国民の権利意識が高まる中で、行政に不服を申し立てる例は増えている。
こういう消極的な行政については、なかなか定数の増員を認めてくれない。
担当者は、少ない人数(ふつう一人)でその処理に追われて、右往左往しているらしい。

司法手続きと比べ、簡易迅速な権利救済を目的としているが、「時間がかかり過ぎる」などの問題点が指摘されている。
骨子によると、各行政処分について、標準審理期間をあらかじめ公表するとともに、複雑な事案などでは、事前に争点・証拠を整理し、「審理計画」を定める手続きを導入する。
不服を申し立てることのできる期間は、処分があったことを知ってから3か月または6か月(現行60日)に延長する。

ただでさえ行政不服審査を請求する事例が増えている中で、こうした制度改革をすると拍車をかける。
担当者には、気の毒なことだが、これも国民のためである。
病気にならず、自殺しないようにお祈りするしかない。

農業やりたくないわけですよ(私見)

2007-04-05 06:15:36 | Weblog
政府の「食料・農業・農村政策推進本部」(本部長・安倍首相)は4月4日、
地球温暖化など世界の食料情勢の変化を踏まえた長期的な農業政策を検討する「国民食料会議(仮称)」の設置などを柱とする「21世紀新農政2007」を決定した。
同会議は、有識者などで構成する。
政府は2015年度までに食料自給率を45%に引き上げる目標を定めているが、
これとは別にさらに長期的な自給率目標の設定などを検討する。
紛争による輸送途絶に備えた食料備蓄体制の整備なども検討課題なのだそうだ。

農業を守ることは、重要な国策であり、治水上も保水機能の高い農地の存在は有益。多分、温暖化にもその存在は重要なのだろう。
ただ、現実問題、サラリーマンやっている方が楽だし、なんといっても収入が安定している。
日本人全員がそこまで高い意識を持って、国産農産品の消費等に取り組まない限り、農家の収入は先細りになるのは明らか。
結局のところのところ、農地を集約して経営規模を大型化して経費を下げることで収益力を上げるしかない。

農地を少し保有してますけど
でもやっぱり農業やりたくないわけですよ。

地球温暖化のためと言われてもね…
食糧自給率と言われてもね
どうしてもそういう気になれない
私も、私の息子も…

ただ、社会的責任を自覚して農地としては残します。


自衛官は人殺しの練習…

2007-04-04 06:10:25 | Weblog
埼玉県の上田知事が自衛官は人殺しの練習をしていると発言して騒ぎになっているようです。

30前に、高石友也が歌って、15年前に忌野清志郎がうたった「明日なき世界」を思い出しました。
次のような歌詞です。

Eve of Destruction/明日なき世界(訳詩: 高石友也・忌野清志郎)

東の空が燃えてるぜ
大砲の弾が破裂してるぜ
おまえは殺しの出来る年齢
でも選挙権もまだ持たされちゃいねえ
鉄砲かついで得意になって
これじゃ世界中が死人の山さ
でもよォー何度でも何度でも
おいらに言ってくれよ
世界が破滅するなんて嘘だろ、
嘘だろ


今日は、ただそれだけです。
論評なし。

ただ、子どもたちに負担の少ない「明日」を残しましょう