知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

北朝鮮の先制攻撃

2018-02-28 21:57:19 | 政治(国会・立法・法制)
アメリカが北朝鮮を攻撃するよりも先に北朝鮮は日本に攻撃を仕掛けてくるだろう。
そういう前提で考えると、アメリカ株式の下落に合わせるように日本株式が下落したときも、有事株、一言で言えば三菱重工はさほど下落しなかった。
つまり市場は、北朝鮮の先制攻撃があると織り込んでいる気がするのです。

ヒンズー教と日本企業のインド進出の関係

2018-02-26 08:08:37 | インド文化
我々日本人は、ヒンズー教がインドの独特の宗教であるというイメージを持っていると思います。
その源はバラモン教にあります。
バラモン教の身分制度に疑問を持ったのが仏陀であり、それによって開かれたのが仏教です。この仏教は一時インドを席巻しますが、バラモン教を批判的に、かつ民衆迎合的に発展させたヒンズー教が主要な宗教となったわけです。
したがって、仏教もヒンズー教も根は同じ。
同じ神様を崇めています。
七福神のうちに本独自の神様は恵比寿様だけです。
柴又の帝釈天は、インドラ神です。
インド人は仏教がヒンズー教の一派程度にしか思わないようです。

ヒンズー教は、人は生まれながらに身分を持っていて不変だという教えです。
職業も固定され、名前でカーストがわかってしまいます。
法律がどんなに差別を禁じても、高いカーストの者は低いカーストのいうことは聞きません。
これが日本の企業がインドへ進出して失敗するところです。
現在ではカーストが緩んでいるとききますが、こういう宗教的背景を押さえないとインドへの進出はうまくいきません。

インドへの進出がうまく行ったのは、スズキ自動車くらいでしょう。
スズキはインドでの利益のお陰で地位を保っているわけです。

前立腺がん…退職

2018-02-25 16:02:20 | 健康・医療
知命となると私のような男性の場合、前立腺肥大に罹患していることが多いのですが、中には運悪く前立腺がんの方もいるのです。
前立腺がんは進行が遅いので、高齢者の場合は放置して先に寿命(死因がガン以外)が来ることが多いのです。
しかし、50前後ですと進行が遅いので前立腺がんでも他所に転移してがんで死ぬ確率が高まります。
そうなるとやはり前立腺の摘出ということになります。しかし、この手術をすると生活の質が大きく低下します。すなわち、尿漏れに悩まされることになるのです。
前置き長くなりましたが、知り合いが前立腺がんと診断され手術をするそうです。そして、3月31日で仕事を辞めるそうです。これからは遊んで暮らすとか…

そういう決断もあるのでしょうね。

日本人であること

2018-02-23 07:48:54 | 日本人であること
私の同級生(女性)は、2000年頃、インドの古典舞踊を習得するためにインドに渡った。35歳頃のことだ。

縁もゆかりもないインドへ行く精神的強さは称賛に値する。
しかし、やはり女性である。子孫を残したいという本能が働いたらしい。インド人男性と結婚し、子供を儲けた。

結婚生活に忙しくて、インドの古典舞踊は断念したらしい。
私には、目が大きくてスタイルも違うインドの女の子には勝てないから断念したと言っている。それは負け惜しみだろう。
有り体にいえば、男に走ったのだと思う。インド人の口説きは日本人は慣れていない。結局のところ、夢を追いつづけてそれに挫折することを選んだ。
そして、インドの家庭に入った。だが、離婚した。

離婚の理由は、インド人夫の嫉妬。
何故嫉妬したかと言うと、彼女は日本語教師としてたくさんのインドに日本語を教えた。その教え子達に、母のごとき愛情を注いだ。その様子を夫は理解できなかった様だ。母の愛情ではなく浮気のように思われた。
私も若い男達と楽しそうに写真に納まる姿に、夫が誤解するのはもっともだと思った。
インドは母親がいなくても一族が育てるので、子供は当然ながら夫側に引き取られるのが通例。そもそもヒンズー教には離婚が想定されない。
結果的に子供とも離れ離れになったのだろう。
子供についての詳しい話は聞いていない。話そうともしない。どうにもならない闇がありそうである。

日本ではインド人と結婚したことに母親が嘆いたようだ。母親の発した嘆きの言葉には相当な差別めいたものがあったのかもしれない。
日本に帰国するときは、伯母には連絡しても、実母には連絡しない。
今も母と娘の蟠りは深い。
私は娘を思う母親の気持ちがわかる。
娘は母親の言動を今なお水に流せない。

彼女は今でもデリーに住み、日本企業のインド進出をサポートする仕事に就いている。これは大成功をおさめていて、数年で相当の地位についている。

そしてそこから外国に住む日本人として自分のアイデンティティを確認し、日本を眺め、日本を語っている。

平和と水はただだと思っている日本人の脳天気さを嘆き、日本の行く末を案じている。

私は日本帰る気などさらさらない彼女を思っている。
永遠に交わることのない運命を予感しながら…

外交は文句を言うことである

2018-02-10 19:28:26 | 日本文化
日本的美意識なら、言い訳をせずに黙って事態を見守る。
しかし、これは現状を肯定すると解釈される。
だから、日韓合意を破棄するという韓国の動きに対して「国家間の約束を反故にすることは絶対にありえない」と対応した政府の対応は正しい。
また、台湾の地震で日本の救援を受け入れたことについての中国の文句に対しては、人道的な立場から失当であると逆に言い返すべきだと思う。
外交とは文句を言うことである。

冬季五輪 平昌

2018-02-09 19:52:11 | スポーツ
日本の札幌五輪が1972年
あれから46年
日本と韓国にはそれだけの歳月の差があるのです。
安倍首相が開会式の出席を断りませんでした。
首相は、日韓合意の履行を迫りにオリンピックに出向いたのです。
それは正解です。
韓国は、日本になら何をしても言いと思っているのですから、後からゴネれば言うことを聞くと思っています。
これは誤りです。
こういうことは早く教えないといけません。

それから、北朝鮮の美女軍団と騒ぐ日本の報道、はっきり言って馬鹿です。
北朝鮮の宣伝してやっているようなものです。
日本のマスコミの姿勢も問題ありです。

正直、冬季五輪、興味はジャンプの葛西選手くらいにしか沸きません。
寂しいものですが、そのくらいのものです。

同じ民族、宗教対立のない中での差別

2018-02-01 19:38:07 | 宗教
差別といえば行為があるわけです。
士農工商の下に位置する差別
日本では徐々にその差別も薄まっているとは思うのですが、差別を受けるだけでなく、これを利用する人もいて風化しているとはいえない状態です。
インドではカースト
上位にある人は絶対に下の人の言うことを聞かないそうです。
インドでは名前にカーストを表現する意味が含まれているので、隠しようがないようです。
世界でも差別はあるのですが、その根っこは人種の違いや民族の違いに由来してます。
そういう中で日本とインドの差別は、同じ価値観の中での差別という特殊なもののようです。
宗教的には、元々カーストという統治方策として内含していたバラモン教の影響が仏教にも及んでいるせいだろうなと思っています。
ヒンズー教に言わせると仏教もその一類系なんだそうで、結局、根っこは同じだということができそうです。