知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

憂慮される事態だ

2007-04-14 08:29:48 | Weblog
静岡県では、4月13日に締め切られた県警の採用活動が苦戦なのだそうだ。

団塊世代の大量退職により、県警でも今後数年は毎年300人が退職する見通し。
ところが、仕事が厳しいというイメージのある県警の応募者数は、就職氷河期といわれた01年の6153人をピークに年々減少しているそうで、
昨年は2571人と一昨年より2割減り、受験率もここ数年で最低の7割。

静岡県警は団塊世代の大量退職に備え、今年度から「伝承官」という制度を創設しており、今後10年間で現在の警察官5985人の4割が入れ替わるため、県警にとっても技術伝承が急務とのこと。

どこの組織でも同質性を維持することの難しさは変わらない問題である。

警察官、教師
いずれも敬遠される仕事になりつつある。

飽食の大陸出現か?

2007-04-14 00:17:54 | Weblog
中国国土資源省は最近、2006年に国内の耕地面積が約3067平方キロ・メートル減ったと発表した。
ペースは鈍化傾向にあるものの、13億人の食にかかわる中国の耕地の減少は、確実に進んでいる。
同年、農地開発などで約3673平方キロの耕地が新たに増えたが、一方で建設用地への転用、環境保護対策としての植林事業などで約6740平方キロの農地が失われ、全体的には大きなマイナスとなった。
減少分のうち、建設用地にされたのは、神奈川県の面積をやや上回る約2585平方キロ。
年間平均4500平方キロ以上が建設で失われた02~03年、同2700平方キロ以上だった2004~05年に比べると、乱開発に一定の歯止めがかかったことがうかがえるとのこと。
食糧安全保障の観点から耕地減少に危機感を抱く中国政府は、今後も乱開発防止を徹底する方針。
2006年の耕地面積は、約121万8000平方キロ。
日本の総面積の3倍強にあたる広さ。
しかし、2000年時点に比べると6万平方キロ以上減った。
国民1人あたり耕地面積は9アール強に過ぎない。

これを考えると、日本の農業にも競争力が出るのかなといった錯覚が生じる。
中国もアメリカ等からの輸入を頼ることになるだろうから、当然、農産物の価格も高騰が生じるだろう。
ちなみに、日本のファミリーレストランの農産物加工に関する注文が多いので、日本向けは嫌われているという話がある。
飽食の大陸が世界の食糧を食い散らかすかもしれない。
そのことに備えて、日本の農地は守るべきだろう。