知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

さて、今年も11/12が過ぎました

2007-01-31 21:20:53 | Weblog
新年に入って
我が家では少しもおめでたくない状態になりました。
延々と続けてきた家業も
そう、15代も続けてきた家業を私には継ぐことができないのです。
情けないことですが、
継ぐ気になって修行をしなければ
人様からお金をもらうような物をつくることはできません。
伝統も所詮は張り子の虎に過ぎません。
永ければよいというものではないのです。

しみじみとした1月が終わります。





拝啓 柳澤様

2007-01-31 06:12:38 | Weblog
柳沢厚生労働相は30日の閣議後の記者会見で、
自らの発言に関し野党から辞任要求が出ていることについて、
「国会審議を通じて私の悪いところは悪い、そして私の(人口問題に対する)考えはどうかということを説明し、理解を求めたい」
と辞任の考えはないことを改めて示しました。
発言が安倍内閣の支持率に悪影響を与える可能性について
「もしそういうことであれば残念で申し訳ない。これから人口統計の問題を議論せざるを得ないが、私の言わんとしたところは(人口問題に)よりよい理解をしていただきたいということだ」と釈明しました。

私の周辺には、結婚しても子どもがいない女性が3人おります。
それぞれ、46歳、39歳、24歳です。
この3人に取り囲まれるように座っていますから、
柳澤発言の影響は多大であります。
「女を馬鹿にしている」
「子育てをしたことがないんじゃないか」
「女は命をかけて子ども生んでいる」
「ふざけるな」等々、
このほか、聞くに堪えない言葉も飛び交っております。
早く彼女らの怒りが収まる方向へ配慮願います。
また、柳澤氏を選んだ責任として総理大臣への批判もかなり出ています。
なんとか、沈静化の方向へ事態を収拾してくださるようお願いします。


ウインドウズ・ビスタ

2007-01-30 06:50:25 | Weblog
マイクロソフトのパソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」が30日午前0時、一般消費者向けに発売された。
現行の「ウィンドウズXP」に次ぐ約5年ぶりの新OSで、日本国内での想定小売価格は、「ホーム・ベーシック」が2万5800円で、現行OS・XPからアップグレードする場合は1万3800円としている。
まぁ、XPからのアップグレードはやらずに、PCの新規購入に併せるのが得策だと思う。
また、マイクロソフトは現行XPのサポート期間を、当初の2009年から14年まで延長する方針を発表している。
私的にはXPを使っていてさほど不自由はないので、ビスタに切り替えるとすれば、今使用しているPCが毀損したときだろう。
また、どのような不安定性というか脆弱性というか、ビスタの弱点が露呈するとも限らないので、半年くらいは待った方がいいのではないだろうか。
早計な導入は控えた方がいいと考えている。













自己変革の必要性

2007-01-28 09:19:47 | Weblog
価値観の相対性に応じて、絶対的な価値が変化していないのにも関わらず
評価は変わっていくものです。

米自動車大手フォード・モーターが25日発表した2006年12月期決算は、
純利益が127億ドル(約1兆5300億円)の赤字で、2001年12月期以来、5年ぶりに赤字に転落したそうです。
赤字幅は、1992年(73億8500万ドル)を上回り、創業から103年間で最悪となりました。

かつて、当研究会の答練でもなぜフォードがGMに抜かれていったのかについて取り上げました。
画一的なT型フォードにのみ固守した結果、価値観の多様化に耐えることができなかった。逆に、多様なチャンネルを擁して様々な自動車を供給していたGMがトップにたったのでした。
それは、ニーズに対応して時代時代の価値に迎合したと言うことです。
しかし、よくよく考えれば、自動車という輸送用機器という絶対評価では、同じ物だったのです。

ビッグ3と呼ばれる米自動車メーカー大手3社では、GMが1992年12月期に235億ドルの赤字決算をしており、これ以来の規模となる。フォードの巨額赤字は、日本勢に押される米国勢の苦境を象徴するとともに、フォード傘下のマツダの経営戦略にも影響を及ぼす可能性があるそうです。

一人勝ちのようなトヨタもハイブリッド車の価値が失われてしまえば、ビッグ3と同じ運命をたどります。

もし、環境という評価軸が強まれば、次は、燃料電池車でしょう。
その時は、ハイブリッド車の価値は喪失するのです。

………

価値観とは絶対ではありません。
時代の流れの本質を見極めながら、他人が考えそうもない視点を提案できればよいと思います。
ただ単に「おっしゃるとおりです」といっていても他人は認めてくれません。

「現状に安住してはいけない。」

それが時代の流れの本質です。

資金洗浄? 課税強化?

2007-01-27 07:25:42 | Weblog
金融庁は、核開発を続ける北朝鮮などによるマネーロンダリング(資金洗浄)防止策を強化するため、主要行や中小金融機関向けの総合的な監督指針を改正すると発表した。

本人確認は実に面倒臭い…

監督指針の改正案に対して広く意見を募った上で1か月後をめどに実施する。
改正指針では、テロ資金などに利用される疑わしい取引について、
〈1〉検出、監視、分析体制の構築
〈2〉倫理観の高い従業員の採用や研修の実施
〈3〉従業員からの報告体制や上級管理職の対応
などに着目して監督するとしている。

マネーロンダリング対策を巡っては、米金融監督当局が三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行の現地支店に対して
監視体制が不十分だとして相次いで業務改善命令を出している。
山本金融相は26日の閣議後記者会見で、
「極めて遺憾だ。米国当局の命令を真摯(しんし)に受け止め業務改善する必要がある。北朝鮮問題があるわが国にとっても重要な課題だ」と言っている。

この前も銀行ではなかったが、電話である金融商品を解約して解約金を自分の銀行口座へ振り込むよう指示したところ、本人確認を求められた。
この辺の事情、よく分からなかった。
法律がそこまで要求しているのだろうか。
なんせ電話じゃ書類も出せないし、本人確認などせいぜい生年月日の確認しかできないだろうに、何を言っているのかと思ったところである。
現金の取引を介しないものにまで、本人確認が必要なのだろうか。
今後、電話での解約さえできなくなるのだろうか?

北朝鮮問題を全面に出されると文句が言いにくいが
実はこれ、課税強化対策と思えるのだが?

規制は必要と言うこと

2007-01-26 06:16:36 | Weblog
今日の結論、規制は必要なのであるということ。

構造改革特区だけに認められている株式会社による学校設立について、
政府が全国解禁を当面の間見送る方針を固めたらしい。
要するに、株式会社が初めて設立した「LEC東京リーガルマインド大学」(本部・東京都千代田区)の法令違反が明らかになるなど、
株式会社立の学校の多くで経営面や教育研究面に問題が見つかったため。
私立学校の設立・経営は、学校教育法で学校法人にしか認められていないが、
2003年度から、特区制度を利用すれば株式会社も学校を設立できるようになった。
現在、株式会社立の学校は、大学6校、高校13校、中学1校の計20校ある。
特区制度は、弊害がなければ、一定期間後に、全国で規制を完全になくすことが前提。
株式会社の学校設立についても、政府の構造改革特区推進本部が2006年度中に、全国解禁を認めることを視野に検討を進めていた。
ところが、文科省の株式会社立学校の調査で、
〈1〉収支が赤字
〈2〉大幅な定員割れ
〈3〉他の仕事と兼務する教員の指導力不足
〈4〉図書館の蔵書が少ない
などの問題が浮上。
さらにLEC大が改善勧告を受けることになったことから、
同本部は、全国解禁を見送らざるを得ないと判断した。

建築確認の民間解放による耐震強度偽装問題にしても
我が国には、一定の規制が必要であることが分かったわけである。

あと2年もすると、今度は財団法人や社団法人が自由に設立できるようになる。
このときもおそらく混乱が生じることであろう。

あれだけ行政がパートナーシップと騒いでいる
NPO法人にもダーティーなイメージが付いてしまったようである。
NPO法人も規制緩和の象徴であった。

人の野心は、無限大でかつ空しいもの。
それを制する倫理が廃れてしまっているようだ。
自分の子どもが食べている給食の費用さえ、支払わないのだから…。



いつかはマイクロソウフト帝国の落日

2007-01-25 06:18:15 | Weblog
そのうち、リナックスが台頭するだろう…
リナックスについては、もう10年以上前に耳にした。
まだ、ウインドウズ95の頃である。
それでもまだマイクロソフトが幅を利かせている。

マイクロソフトは、ウィンドウズ・ビスタが30日に発売されるのに伴い、09年1月までを家庭向けXPのサポート期限としていた。
だが、サポート終了後は修正ソフトのダウンロードができず、ウイルス対策などソフトの安全性に問題が生じる可能性があるため、利用者から不満の声が上がっていた。
それで、ウィンドウズXPの家庭向け製品のサポート期限を当初予定の2009年1月から大幅に延長する方針を明らかにした。
延長期間については明らかにしていないが、
ビジネス向けのサポートが2014年4月までとなっており、これに合わせるとの見方が強い。

奢れる平家も久しからず
帝国にもやがて落日が来る
このまま消費者の反感を買えば、マイクロソフトの落日は早まるだろうから…




さすがにトヨタ自動車

2007-01-24 20:18:02 | Weblog
1月23日、トヨタ自動車労働組合は、
今春闘の賃上げ交渉で、
年間一時金(ボーナス)の要求額を過去最高の組合員1人当たり258万円とする方針を固めたそうだ。
来る26日に執行部案を職場に提示するらしい。
過去最高としたのは、
2007年3月期連結決算が
売上高、利益と
もに過去最高を更新する見通しとなっており、
好業績を一時金に反映させるため。

昨年の春闘では、237万円を要求し、満額回答を勝ち取っている。
トヨタの経営姿勢から言えば、厳しい交渉となる気がする。

しかし、何とも景気のいい話。
さすがソブリン天井を破る企業である。