知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

いよいよ夏休みを終わり、政局も急展開

2009-08-31 06:00:00 | Weblog
8月31日

いつも絶望的な気持になっていたものですが
今回はおまけに月曜日です。
昨日の衆議院選挙の余波もあり、
その騒ぎに押されていますけど
とにかく今日で夏休みは終わり(私の地方では)です。
子ども達には、明日から日常が待っています。

民主党が300議席を超えたようです。
概算要求の中止を求めているとのこと…

民主主義は大変良いとおもいますが
逆に本当の民主主義では、意思決定がうまく行きません。

単独で絶対多数を占められ、問題ないのですが、
連立を組むとか組まないとか…。
今日ほどまで国民の価値観が多様化してしまうと
もう少し大きな枠で徒党を組まざるを得ないのかもしれません。
今後の動きが見物です。

まとまりなく8月が終わります。

選挙行ってきました

2009-08-30 15:48:11 | Weblog
何となく答えが見えている選挙ですが、
投票に行って参りました。
特に気が付いてのは、個人情報保護。
選挙人名簿にはいろいろと個人情報が入っているので
今回は受付の際にのぞき込めないように配慮がしてありました。
国の借金がこれ以上増えないように
政権を運営していただければどこがやってもいいのですが
消費税を廃止するとか、
ただ人気取りのために非現実的な口約は駄目です。
政治は所詮、資源配分の過程に過ぎないと思います。
それ自体には、何ら生産性がないのです。

それが分かっていれば、結果は同じですから
CHANGEと騒いで過程が変わっても…

夏休みの宿題…読書感想文

2009-08-30 06:45:52 | Weblog
子どもの夏休みの宿題に読書感想文があります。
学部時代に近代文学を専攻した私に読書感想文を書かせては
問題が起こります。
しかし、宿題をやっていない娘を思うバカ親です。
「10分で読めるお話」を買ってきました。
これを読んで感想文を書かせることとします。
あくまでもヒントしか与えません。

十字架の国・日本という本

2009-08-29 06:02:07 | Weblog
私のところは、仏教(真言宗)の檀家です。
したがって、葬式、墓参りは、真言宗の仕組みの中でやっておりますが
中身は理解してません。
ご先祖様がやってきたことを同じようにやる。
ただそれだけ…
そういうことには辟易しております。

さて、この十字架の国・日本という本
アッシリア人のケンジョセフという人が書いてます。
世界史の勉強でアッシリア人と言うのを学びましたが、
その末裔を名乗る方々がいるのには驚きました。
そのケンジョセフという人がキリスト教の一派である景教徒でそうで、
その視点から日本を見ています。

日本人のルーツは中国・韓国・東南アジアやユーラシアに限らず、中近東や西欧からも少なからずやってきた渡来人も含まれ、
それは正倉院の宝物からも分かるのですけど、
特に秦氏の影響を強調しております。

秦氏というと中国人の一派だろうかと思っていましたが、
ケンジョセフ曰く、西アジア・中央アジアの人で景教を信奉していたというのです。

景教を信奉する秦氏が東へ東へと行ってたどり着いたのが日本で、その信奉していた景教が、たぶんに日本文化に影響を与えており、日本の仏教や神道にも影響を与えたというわけです。

特に真言宗開祖の空海が中国で学んだ真言密教には、たぶんにキリスト教の影響があったという指摘をしています。
潅頂の儀式はまさに洗礼であり、
重要な儀式の前には、最初に十字を切るというのです。

それで、法事の時によくよく坊さんの動きを見ていましたが十字を切るのは分かりませんでした。

少々強引過ぎると思いますが「景教」が我が国影響を与えたというのは説得力があります。


自民大敗後の混沌

2009-08-28 05:37:52 | Weblog
自民が大敗するというのは大方の見方
しかし、その後のことをただの混沌が待っているだけの気がする。
民主の政権が有効な手を打てる保証はないのである。
結局は、その政権に失望するだろう。
それは目に見えていて
延命策としてバラマキをまたやって国の借金を増やすだけのような
そんな気がしてならない。

8月30日が近づいている。

カラオケ…時代は変わる

2009-08-27 06:39:23 | Weblog
久しぶりにカラオケに行きました。
流行歌の廃れるのが早い分
カラオケも入れ替えが大変なんでしょうね。
私は古い歌しか唄えません。
若い人に同行すると浮いてしまいます。

それから、最近は、ソフトドリンク飲み放題になっているところもあります。
これは大変よいのですがセルフサービスになっている場合が多く、
よく考えてみると、他人が唄っているところで席を立つのは無礼です。
また、唄っている人の前を通らなければ飲み物の調達が出来ないように配置してあったりで、結局、さほど飲み放題の利用はないのです。
企業経営としてそれは見通したことなんでしょう。

しかし、食べ物は高いし、素人のアルバイトがつくっているのでしょうからまずいのは仕方がないにしても衛生的に危険を感じます。
分かっちゃいるけど食べ物も頼まずには居られない。

旨くできています。

地方債改革の経済学

2009-08-26 06:52:31 | Weblog
地方債というマイナーな領域があります。
そこに非常に見識を持った方として
何人かいらっしゃいます。
実務の世界では、格付け会社に丹羽由夏氏
学術界には土居丈朗氏がおります。
2年くらい前ですか、
この両者が介する場に居合わせたことがありまして
名刺をいただいたことがあります。
その頃に出版された本が、この「地方債改革の経済学」でして
今夏休みを利用して読み直しています。

酒井法子の話題

2009-08-25 06:13:19 | Weblog
巷は相変わらず酒井法子ネタです。

人間何かで切れてしまうと
何でもやってしまうのでしょう。
よくよく考えてみると
一塊の不良少女がいい子ぶるのは
ものすごいストレスだったのかも知れません。

喫煙、万引き、暴力団員の父親
そういった酒井法子の噂が流れていました。、
世間の噂は、実はかなり本当なんだなと
改めて思いました。

そして、和田アキ子が
「二度と芸能界復帰を認めてはいけない」と辛口コメント。

私も同じ意見です。

ポール・サミュエルソン

2009-08-24 06:52:47 | Weblog
昨日の読売新聞にポール・サミュエルソンが寄稿していた。
要は景気回復に対する楽観論に警告を発している。
財政支出を発動して完全雇用を回復するしかないと断言している。
どうも人はそう言う話に耳を貸そうとしないのである。
もちろん無駄な公共事業に財政支出するのは愚の骨頂であるだが…

サミュエルソンといえば
新古典派経済学にジョン・メイナード・ケインズのマクロ経済学的分析を組み合わせた新古典派総合の創始者である。

しかし、まだご健在でなりよりである。

ケインズを否定しても消えることはない

2009-08-23 06:06:16 | Weblog
ここのところ、浅野栄一著『ケインズ』清水書院を読んでいる。
ケインズの本を読んでいるというと「古いよね」と簡単に片づけるモノが多いが、
そう言う人は軽薄なだけという感を得る。

戦後、ケインズ政策は相当の意味があった。
一方で予想ほどの成果が出ないという現実から批判も受けてきた。
新古典派の台頭はその典型だが、
ここのところの金融危機で政府がやっていることは
ケインズ政策じゃなかろうかと
そう思うのは私だけじゃないだろう。
マネー政策だけではやはり限界がある。
(だからといって新古典派を否定するものでもない)

公共工事に金をばらまいて低レベルの有効需要を創出しても意味はない。
イノベーションにつながる有効需要につながるようにすればよい。
古いケインズ政策は意味はなく、否定されてしかるべきだが、ケインズは消えることはない。

ケインズの生きてきた時代を理解することも
無意味ではないと考えている。