知命堂日記   ~  人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻のごとくなり ~ 2005.9.11

いつ死んでもおかしくない年のころ。
夢も希望もなく、やっと生きてます。
今を夢幻と思って、ただひたすらに…

仏教による救済思想

2019-08-15 15:14:41 | 宗教
メジャーな宗教は人民を倫理的に拘束するだけでなく、その見返りに救済を提供します。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教しかりです。

さて仏教ですけど、これはバラモン教の反省点の産物です。さらにバラモン教が反省してヒンズー教へ変貌したので、仏教そのものは本場インドで廃れてしまいました。
仏教は修業して救済がある訳です。

日本でこれが流行ったのは、平安時代にやりたい放題やった藤原氏を初めとする貴族が来世で痛い目に会いたくないというので飛びついたからでしょう。
平安末から鎌倉時代にかけていろいろな宗派が生まれました。
実に都合のいい解釈をして、支持をとりつけたわけです。

私の家も仏教徒で大日如来を拝む宗派です。
だからって真面目に宗教やってませんけどね…
俗に大乗仏教徒と言って、自分自身が出家して厳しい修業積まなくてもいいんです。
いいことになっている。

しかし、仏陀(この場合、ゴッダーマ シッダールタ)は、修業しなくて救済あるとは言っていないのですよ。
他力本願という言葉が当たり前になっているのですが、極めて疑問のある発想ですよね。

やはり楽あれば苦あり。

日々、次回が必要です。