1968年の1年間だけアメリカのスポーツカークラブオブアメリカ(SCCA) が主催する公式レースに参加する為にトヨタとシェビーのコラボレーションで製作された シェビー/トヨタ2000GT、3台の車が用意され2台が実際にレースで活躍したのであった。一年間しか活躍しなかった事もあり知名度はあまり高くはない。幻の名車と呼ばれるトヨタ2000GTだがその中でもわずか3台の幻の中の幻の名車である。
興味深い事が記されている。当時の状況ではトヨタ2000GTが売れれは売れるほどトヨタは赤字を重ねていたという。赤字を覚悟で世に問うた車であったのだ、この2000GTがアメリカのレース界で活躍する事でトヨタの認識が高まった、当時代の日本の自動車業界の意地を感じさせてくれる。
クルマ作りで必要なのは技術やコストダウンだけではなくてこういった情熱や姿勢なのではないだろうか?だからこそ物語性のある当時の日本の自動車は今の時代から見ても魅力的なのである。
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