アリゾナの眩しい太陽の下で生き抜いた一台のウィリスジープ。
嬉しい事に未再生車、
いい感じのヤレ具合です。
ボロカッコイイ存在。
新調したドアと幌が似合う?
いや、似合わない?
とにかく実用的に使い続けている貴重な一台です。
ジープの中にはオフィス機器がびっしり、
実はこのジープ、あるアリゾナの帽子デザイナー商の愛車です。
乗っている車を見れば人柄が分かります...
いえ!乗っている車で人を判断してはいけません。
ひじょーにかっこいい、ストローハットが並んでいるじゃん。
帽子のラックに近付くと、担当のおねぇさんがやって来て、
眩しい笑顔で、
あなたにはどれが似合うかしらねえ?
どこから来たの?
...
一つ帽子を手に取って、これかぶってみていい?
オフコース!!!
頭に被っていた20ドル程で買ったキャップを取って手触りの良いストローハットを両手で頭に載せてみる。
頭の中には、音楽の伴奏が聞こえてきた(笑)
http://www.youtube.com/embed/Ts_tRQZhjQ0"
やばい!
ほしくなってくる。
これ、いいねぇ!!!
売ってんの、幾ら?
450ドルよ、
えっ、...
うそ!
フォーハンドレット フィフティダラース !!!
こちらに800ドルのもあるわ!どう!
...(汗)
おそるおそる帽子をお返しする。
もうちょっと安いのはある?
あるわ!
あそこは、250ドルよ、
(ありゃ在庫処分か...な)
手造りは勿論、各自の頭の形に合わせて帽子の手直しするのよ。
ああーっ!450ドルの帽子が似合う男になりたいと思った。
今はせいぜい20ドルの帽子かぁ、
被っている帽子で人間は決まらないのだと自分に言い聞かせる。(笑)
二十歳の時、社会人になって1年間貯めたお金で頭金と、2年のローンでやっと買えた今の愛車。 周りの人は皆口を揃えて 「 似合わないな 」 と言いました。
ああーっ!このヨンマルが似合う男になりたい!って思いました(笑)。
ヨンマルが似合うって最高の褒め言葉で栄誉ですね。
実はアメリカではヨンマルはお金持ちの車なのですよ。
ロクマルはそうでもないが...。