２ヶ月前、ニュージャージー州北部のガソリンスタンドに隣接したリペアショップでランドクルーザーHJ45のトルーピーがサービスを受けていた。ガソリンを汲む間車を離れてそのトルーピーを覗いてみた。オセアニアで使い込まれていた様な雰囲気で屋根は無く、ドアはアフターマーケットのアルミの切り出しでロールバーがごつい。エンジンはノーマルデーゼルであった。建物の中にいるショップのオーナーらしい眼力のあるイカツイおやじと目が合って挨拶をする。そこには2人のカップルがいて雑談中であった。彼らはこのHJのオーナーではなかった。この店のオーナーは洋の東西を問わず旧車をよく知っている様子で、旧車を持ち込む御客も多く8割方はアルファロメオとかフィアットのイタリア車であるとの事であった。ゲストの夫人が口を開いて、あんたどんな車に乗ってるのっ？て聞いてくるから、85年式のトヨタ ランドクルーザーだと答えると。隣にいた男性がひょっとしてブルーのやつか？と聞いてくるので、そうだ！と答えると、笑いながら、我々は知ってるよ、エッジウォーターに住んでるだろっ！僕は驚いたと同時に複雑な気分であった。ブルーのランドクルーザーはやはり目に付くのだな、世の中狭い。特に車に関心のある人、自分だってそうだが、例えば赤いランドクルーザー60とすれ違うと、あれはマウアウという町のあの辺の住宅に停まってたな、黄緑と白のFJ55を見かけると、あれはラムジィという町のあそこにカバーを掛けて保管されていた車体かな、等、関心の有る対象に対しては非常にシャープな記憶力を保持しているものだ。古いランドクルーザーに乗っていると、観られている覚えられていると意識しておくべし、正確には車が覚えられているという事である。僕はこのHJ45トルーピーを忘れないであろう。
トータル
F Jクルーザー3年、その後再販ナナマルと衝動買いして乗り続けてる者です。日本という環境で、毎日通勤で使うのと、狭い仕事場付近の駐車場に止めるのが、やや億劫になってきていました。そろそろ小さな車にでもナナマルも５年乗ったし買い換えようかなと思ってる自分がいたのですが、なんかナナマルだけは手放してはいけないと思ってる自分もいました。やっぱり、あのサイドのロゴですかね、あれは単にお金じゃ買えない気がしてます。
改造とかには一切興味はなく、ただ自分は車に浮気癖があるのを知っているので、衝動買いを抑えるためにランクル乗りで長く乗り続けている人のブログを読んでみたい〜とたまたまこのページにたどり着いたのですが、もう色々衝撃的過ぎでした。
でも、キャメルトロフィーやランドローバーディフェンダー110がお好きとか共通点も多く（年齢がバレそうですね）、このブログを読んで、よし、少なくとも俺ももっと乗り続けようと思うことができました。
また浮気癖が出てきたらこのブログを見ます。
アメリカも大好きで、ぜひ今後も見ていきたいと思います。にしても、アメリカから古い車程度の良いのを逆輸入したいくらいです。
アメリカでのお仕事頑張ってください。
仕事や遠出等でトラックやバン、SUVやレンタカー等、最近の自動車に乗る機会を多く持っているという事です。よって、浮気をしているからこそランクルの良さが分かります。
しかし、ランクルの保持に対して拘りは持たない様にしています。なぜならば何時かはランクルとお別れをする日が必ず訪れるからです。自分が他界した時に一緒に墓に埋めてもらったとしても、残念ながらランクルは持って行けません、持って逝けるのはランクルによって刻まれたた思い出だけです。
クルマの所有は経済的な事情や家族構成、そして好き嫌い等もありますので一概には言えないのですが縁だと感じています。クルマを維持するのも手放すのも結局は自分の気持ちが納得しているかどうかがその縁の結びであると思います。自分が手放したランクルが他の誰かにもっと大切に使われる事等も良い縁ではないかと思います。
アメリカでは多くの人が７０に憧れていますよ、この国で販売されていない７０が欲しい人は実は多いのです。
気楽に行きましょう。
砂漠様のブログ、流し読みですが大体読み終わりました。もう最高です。ランクルの物語、もちろんそれも楽しいのですが、むしろそのランクルを彩る北米の素晴らしさと砂漠様の洞察力に心踊りました。
私もたまにアメリカや親戚のいるカナダに行くのですが、F150やDodge Ramなどが生き生きと走っています。ランクルは日本生まれですが、水族館の大魚みたいなもので、本当は大海に放ってあげるのが一番良いのかも知れません。
私も通勤に使うのみですが、深く考えず今後もランクルとお付き合いしたいと思います。でももう今は手放そうなんて思いません。
今後もブログ楽しみにしております。