ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

今日も雨、さあ山へ出かけよう!

2017年10月10日 | 日記

 今日はコロンバスディの休日だが朝から雨が降り続けている。この雨は昨日から降っており昨日はどしゃ降りで全身隙間無く濡れながらの自転車トレーニングであった。幸いな事に10月に入っても気温が20度を超えており激しい雨も苦にならないが雨の日は下り坂でのブレーキ性能が格段に落ちるのでスリルを感じる走りであった。今朝も雨が続いているが気温が暖かいのでこの機会を逃がすわけにはいかない。マウンテンバイクをランクルに積み込んでニューヨーク州にある Tallman Mtn. Park にやって来ました。

 

 雨の日にここに走りに来たのは正解だった、なぜならは人気がなく静かであるからだ。地面は濡れており、時々風が吹くと木の上に溜まった水滴が振るい落ちてくる。今日はこれから一時間程トレイルを走破して山の頂上を目指します。

 

 空気をしっかりと充填したマウンテンタイヤは湿った地面にしっかりと食い付き泥を巻き上げる。障害物があれば腰を上げて重心を低く保ってバランスを保ちながら華麗に越えて行きます。...しかし、

 

 度重なる濡れた木の根っ子でいきなり滑ってバランスを崩し藪の中に突っ込み泥まみれになりました。足はクリートで固定されており、あっ!と思った時にはそのまま全身で転がっています。 前輪にまたがって曲がったハンドルの角度を修正して再び前進を重ねます。...更に、

 

  この木板の上で見事に滑って再び落車。ぶざまな格好ですが、面白くなってきやがったぜ!と燃えるものがありました。ケツの一部が泥水が染みてきて冷たいのですが、それも快感として消化されてゆきます。

 

 Tollman 公園の頂上です。頂上はピクニックテーブルが並び公園として整備されています。目下には Piermont の小さくも穏やかな街が展望出来ます。晴れた日には前方の遠方に Tappan Zee というハドソン河を結ぶ巨大なな橋を見る事が出来ます。雨はまだしとしとと降り続けています。

 

  帰りの下りは落ち葉が敷きしめられた砂地の道を飛ばします。この道の先にはカフェがあり、エスプレッソコーヒーが我が到着を待っています。途中で大きな茶色いキツネとかリス等の野生動物が目の前に現れて道を横切って再び茂みに消えて行きます。

 

 天気の好い休日にはこの複数あるバイクラックは休憩するバイカーの自転車で一杯になるのだが、こんな雨の日に走っているのは我一人だった。実に寂しい光景ではある。泥だらけの格好でエスプレッソを注文して立ち飲み一服。背中に他人の視線を感じたが自宅に帰ってジャージを脱ぐまで背中にかなりの泥が付着していた事には全く気が付かなかった。

 

 MTBにもかなりの泥が付着しているが、とりあえずこのままランクルに積み込む事にする。濡れた状態でこれくらいの泥ならば自宅に着いてから一杯のバケツの水、或いは3-4杯の台所のボールに汲んだ水を掛けるだけでサッと流れてしまい、後は渇いたウェスで拭くだけで済む。道具(自転車)は好く使い込む事が大事なのである。

 

 少し前までは雨の日に自転車に乗ることを避けていた。しかし今は、オンロードでもオフロードでも雨の日に泥だらけになって乗りまわす事が楽しいと感じる様になった。そしてこれらの自転車はスペース的な事情もあるが倉庫やガレージで保管しているのではなくて、普段から自らの書斎の机の脇に並べている。即ち、泥は上手く管理しているよ。という事である。僕は中年以上のおやじ達には特に体や服を汚す事を奨励する。それは泥や油や砂や炭などで汚れる事を前向きに捕らえるという姿勢である。心は汚すな、体と服とマシン(道具)は躊躇する事無く汚せ。なぜならそれは、おもしろい!事であるからだ。

 


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