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フライングフェザー

2011年03月09日 | VINTAGE CARS
 モータートレンドという半世紀以上も続いている自動車雑誌がある、そのクラッシックの今春号にMr.Kの愛称で慕われる片山豊氏の紹介が大きく記載されている、片山氏はフェアレディZの育ての親、車好きな日本人ならば彼の業績は知るところだろう。片山氏のインタビュー写真を様々な機会に目にするのだがその都度彼は小さな車のミニカーを手にしている、これは氏の宝物、フライングフェザーだ。日産自動車設計者、富谷龍一氏の作品、350cc、2気筒エンジン、タイヤは走行抵抗を極力少なくする為にバイク用、鳥のような軽い合理的な車の構想だったが結局50台程しか生産されなかったと聞く。



 Mr.K、片山豊氏 1909年生。


同じ雑誌の中に日産の歴代スカイラインの一部が紹介されている。



スカイライン KPGC-10型は英語でも“ハコスカ”だ。




スカイライン KPGC-110型、ケンアンドメリーは英語でも“ケンメリ”でOK。



スカイライン R31型は、“プリGT-R”と呼ばれているのか、これは知らなかった。 


余談:この流れから考えられる事は、ランドクルーザーFJ60は、“ROKUMARU”で通ると言う事だな。

 


 片山氏が本当に言わんとしているのは過去のフライングフェザーそのものではなくて、未来の自動車の構想をフライングフェザーを示唆して我々に示しているのだと感じる、とことん合理的で経済的な乗り物、原油価格が$200を超えようと、ホンダのスーパーカブを2台くっ付けたような車だが価格は50万円以下で手に入り、リッター50キロ以上楽に走るような車の姿だ。未来の車と言うとエレクトリックな流線型のハイテクな車を想像する傾向にあるが、意外と未来の車の実体はフライングフェザーだったりするかも知れない。

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