4WD TOYOTA OWNER 誌の2017年秋号に大きく紹介されているのは 2UZ-FE V8 エンジンを搭載した1976年のランドクルーザーFJ40である。紙面では9ページに渡って多数の写真と共に紹介されている。ランドクルーザーのフォーラム IH8MUD.COM においてもオリジナルの車体からフレームオフレストレーションと共に製作過程が紹介されている。この美しいFJ40を企画して知識を集めて製作しているのは個人でありショップでは無い。旧車であるランドクルーザー40を現在の(近年の)トヨタの部品で製作したかったとの事だ。勿論サンドブラスティングやペイントなどはプロの手を借りてはいる。主なコンバージョンはエンジンは2004年のタンドラの 2UZ-FE 、トランスミッションはランドクルーザー100の A750F 5スピードオートマチック、ステアリングは初期型ランクル80より、ボディカラーはFJクルーザーの1H5 GRAY である。しかし、室内のシートははスバルの物が使用されている。多くの人が旧車を新しい技術で楽しみたいと夢に願う、しかしそれを実践するには様々な技術的な障害や場所や時間、更に金銭的などの課題もあって夢や理想で終わってしまう事が多い。このFJ40はそれを乗り越えて実践した人の形である。車体は完成している様に見えるが、オーナー曰く未だに未完成であるとの事。
2UZ-FE, エンジンルームは一杯です。
今まで40のレストレーションに伴うエンジンスワップは他社製の物が多かったのかも知れない。この時代になって今世紀の初めに出てきてトヨタのトラック系列に使用されてきた 2UZ-FE が中古のエンジンとして市場に出て来ている。今後は更にこの2UZ-FE を乗せたFJ40が増えていく可能性を示唆している。
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