仕事帰りに寄るガスステーションでガソリンを汲む間、そこで働いているホンダシビックラバーのフィリピン人の若者といつもたわいのない雑談をする。最近はこんな会話をした。
...所で聞くが、時々綺麗にした旧車に乗ってきてハイオクを入れてくれと頼む奴がいる。旧車にはハイオクの方がいいのか?お前はなぜハイオクを入れないんだ?
ー このランクルはレギュラーでいいんだ。レギュラーでちょうどいい様に出来ている。大切な旧車にハイオクかぁ、気持ちはよーく分かるぞ。まさかエンジンは最新の物に乗せ換えていたりしてなぁ。しかし確かに、俺の知っている一人の旧車乗りは、寒い季節はハイオクの方がエンジンの始動がスムーズになるっていってハイオクを入れる奴がいる。きっとそいつも同じかも知れんぞ。
...最近、新車のマクラーレンに乗った奴がちょくちょく来るが絶対にハイオクなんて入れない、いつもレギュラーだ、しかも満タンにはしない。車は豪勢だが乗っている奴はせこい。マクラーレンだけじゃないぞ、ベンツやレンジローバーの最新の高級車に乗っている奴らにも、レギュラーを入れてくれっ!て奴が結構いる。俺が思うに、それらの車って新車のリースだな。
こういうガソリンスタンドでの立ち話から、全ての人ではないが一部の人々の車に対する理解の本質が見えてくる。高級車のオーナー達はガソリンの種類が理解出来ているのであろうか?走りで高性能車の秘めたパフォーマンスを感じたいとは思わないのだろうか? むしろ、そこまで望んではいないのかな。車はステータス、見てくれが一番大事だったりするのかも知れない。自動車の維持というのはお金が掛かるものである。使用するガソリンの選択というのは維持費に値するが、それをなるべく安くケチっていこうとする思考でもある。リース期間が終了して車両が次のオーナーに渡った頃に何かの問題が発生するかも知れないリスクがあると予想する。
車のガソリンは、なるべく、ではなくて指定されたブレンドを入れましょう。
ランクルの給油時は立ち話を楽しむ機会である。
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