今年10周年目を迎えた Overland Expo West は17日(金)から19日(日)の三日間に渡りFragstaff AZ の郊外において展開されました。最終日の日曜日は朝から強風で雲行きも怪しく御昼を過ぎる頃には小雨が降りだし、やがて霙となり、雪に変わりました。ここは海抜2000メートルの高地、すなわち山岳気候です。山の気候は変化が激しいですが、それを体験する機会となりました。ちなみに、御店に売れているポテトチップス類は気圧が低いのでパンパンに膨れています。
Overland News に公表されているイベントの概略は、400を超える特集とクラスレクチャー、プログラム。世界から160人の4x4及びオフロードバイクのトップクラスのインストラクター達の参加。更に400に近い数のブースの展開です。実際に会場を廻るには3日間という時間が必要でした。また、3日間を通じてのオーバーランドアドベンチャーのフイルム上映があり、食べ物関係のブース、展示車(ショーカー)等も会場のスペースを賑わせてくれます。
車関係は、ドイツのフレィトライナー(メルセデス)の大型バンの4x4キャンピングの充実、オーストラリア等から北米に進出した、キャンピングトレーラーやピックアップトラックのキャンパーユニットの増加。車種に合わせて上手に設計された前後ウインチバンパー、新しい流行のルーフラック等が目に付いた。車両ベースは、Tacoma, 4Runner が優勢で、ジープラングラー、各種のランドクルーザーがそれに続く。今回は少ないが今後はシェビーコロラド、フォードレンジャー(いずれもタコマクラスのピックアップトラック)が増加する気配を感じた。ランドクルーザー200のモディフィケーションも昨年と比べると増加し、レクサスGS(日本名プラド)も標的になっている。ランドローバーは旧ディフェンダーこそ見かけたが、近年のレンジもディフェンダーも全く見かけなかった。
オートバイのセクションは大口スポンサーのBMW、KTM. が手を引いてから縮小傾向にある様に感じた。しかし、それに変わって興隆して来たのがエレクトリックバイクである。会場の周りを沢山のエレクトリックバイクが走り回っている光景が今回特に目に付いた。
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