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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

オーバーランド スタイルの極相

2019年05月22日 | OVERLAND EXPO WEST 2019

 極相とは自然の森の生態系の構成が移り変わって行く過程が最終段階に至る状態の事である。英語ではこれをクライマックスと呼ぶ。極相を迎えた森は平均状態を維持しようとし永い安定状態となる。近年のオーバーランドビークルに対して一定の価値観を持つ人々が多く、その価値観が極相的な状態に入っているのではないかと感じた。

 

 XOVERLAND のランドクルーザーを例に挙げると、インチアップされた足回り。マッド或いはオールタレーンのタイヤ、ロックスライダー、前部のウィンチバンパーにウィンチ。後ろのメタルバンパーにはスペアタイヤホールダーと予備タンク、サンドラダーにスコップとハイリフトジャッキ。ロックスライダーにルーフラックとルーフテント。車内にはドゥローアー収納システムに冷蔵庫。こういった仕様の車がオーバーランドビィークルとして人々の理解の心を掴んでいる。

 

 ピックアップトラックにしても同じ価値観が浸透している。そして、この価値観こそがビジネスの要なのである。各種のパーツメーカ等が経営を継続して行く為にはオーバーランドビークルにおける極相が必要であったのである。時代が極相状態を迎えると、多くの四駆オーナー達はアフターマーケットのバンパーを求め、定番のパーツを愛車に組み込む構想を練りだす。そこまで至ったのがエクスポ10年間の成果であるといえる。オフロードビークルの世界は今後暫くこの極相を維持する方向で進んで行きそうな気配です。

 


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