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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

冬至に至る長い夜

2017年12月08日 | 日記

 ボストンから西に車で一時間半程走った静かな町に滞在しています。夕方の4時を回ると辺りは急に暗くなり寒く長い夜が始まる。北国の冬が長いのは日照時間が短くなる事は勿論だが、日が暮れてから何もする事が無い、行く所も無い、というのが本音なのではあるまいか。我々旅人は夕方に一時間程食事に出かけますが、そこから長い夜が始まります。夕食の後に町のスーパーマーケットに散歩を兼ねて寄って来ました。マーケットの中ではリカー(酒)のコーナーが特に充実しており沢山のディスカウント品に出くわした。その中でもビールはアンセルアダムスボストンビーアーを始めニューイングランド地方の地ビール、プライベートラベルが沢山並んでおり、値段もお手頃。長い夜にビールを楽しもうと思いました。

 

 バーモント州のプライベートラベルのビールを買って我々はホテルに帰って来ました。長い夜を過ごすための友です。異地に行ったらその土地のものを味わうという姿勢です。しかし、残念ながらこの土地特有の食べ物などは無く酒のつまみとして持ち帰ったのはバッファローウィングという鳥の手羽先の揚げ物。このボトルをグビグビやりながらチキンをかじる。ビールもつまみもなかなかいけるが、日本的に鍋料理に熱燗が恋しくなるものだ。

 

 テレビを付けると映画ゴッドファーザーをやっていた。舞台は南国キューバ、暑さが恋しい。外は氷点下、部屋のヒーターの温度を上げる。生きる人間にとって最大の資源は時間である。いつも時間があったら人生の企画作りをしようと思っていたりするのだが、いざ、時間があると時間を潰す為に計画的では無い行動をとってしまう。冬至に至る長い夜の期間は夜が長くなり時間が増えた様に感じてしまう、つまり人は時間という概念に騙されてしまっているのだ。それを冬眠期間というのであろう。明日の朝になったら吹雪がやって来るという予報。今夜は明日の移動に備えてそろそろ寝る事にする。

 


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