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なぜか?懐かしさを感じるツーソンの丘

2011年10月05日 | ハチマル(LX450)北米旅行

  ツーソンの街が全望出来るツーソンの丘に登ってみた。

昨年11月に訪れた時は一人で、そして今回は家族で、息を切らせながらワイワイと。

 誰でも一人になって何か物を考えたり自分の内心を見つめたりする場所があると思うが、僕の場合その場所が自宅から2500マイル(4000キロ)離れたこの丘の上なのだ。

Sentinel Peak Park

 今までこの丘に名前がある事を知らなかった、このサインの前を何度も通り過ぎながらも、...上ばかり見て足元を見なかったのだな。

 

丘の上から眺める砂漠の街ツーサンの光景

 中西部の水気のない乾いた山々には木が生えていない禿山である。山に木が茂っていると山の表面の様相は緩和され穏やかな丸みをつくる。しかし砂漠の山々の表情はストレートである。

 こうして山々を眺めて観ると何処となく人の顔が色んな表情で存在していると感じる、つまり無数の巨人が静かに横たわり、空を横切る太陽が作り出す陽陰がその表情を創作し生命を吹き込んでいる様に見える。

 こういう土地的現象からこの辺りに住む人々は、この広大な土地に人知を超えた神秘的な力を畏怖するようになったのではないか?と感じた。またその眠る巨人達はこの土地を静かに守る守護神達であるとも思った。

 

静かな光景、頬に当たる優しい風。

そして、頭上に輝く眩しい太陽

静かに心の声を訊く

心はなぜか、なつかしい、と感じている。

10年前や昨年以来の懐かしさではない。

もっともっと遥か昔の、僕がまだ生まれていない時代の...

有史以前の

そう、母性的ななつかしさを感じる。

...ここは僕にとってそういう場所なのです。

 

しかし、僕の家族にとっては、...はいはい並んで~写真んー。

あてはまらないようですな。(笑)

 


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