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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

2019年の除夜の鐘

2020年01月25日 | 日記

 日産自動車の元CEOの逃亡劇は今年の年頭の大きな話題となった。逃亡成功のニュースを最初に耳にした時に脳裏に感じたのは、成功した。という黙秘的な感情であった。これは逃亡者の肩を叩く賞賛ではない。もしも、彼の行動と計画を影で密かに知っていながら阻止する事なく無知を通し、自発的な意思と行動で逃亡したという結果をもたらす事が出来たのだとするならば、これは成功の成果であり、実は罠であった。なーんて事を時間が経過した今も思っている。それに対する証拠なんてものは無い。

 上の写真はミシシッピー州の中部にある日産自動車のカントン工場の夜明。嘗てこの光景を目にしていた時は元CEOに対する賞賛の気持ちを持っていた、尚且つカバンの中には彼の著書を数冊持参し愛読していた。それは、そういった時代であったのだ。

 貧しかったアメリカの地方に雇用をもたらし地域を潤す自動車産業の存在は巨大な ”うちでのこづち” の様な存在に見える。うちでのこづちの使い方をご存知でしょうか?こづちを振ると欲しいものがいくらでも出てきますが、途中で鐘が鳴るのが聞こえてくると出した物が全て消えてしまうのです。2019年の除夜の鐘が ”ゴーン” と鳴り始めた時にそれまでに出てきた物は全て消えてしまいました。村人達はいい夢を見せてもらった、と語り続けるのであった。

 

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