テキサスのデルリオで、中期型ランクル80
Expedition Potal の最新記事に、Why The Land Cruiser 80 Series Is The Next Classic 4WD、というのがある。僕は雰囲気的にランドクルーザー80の外観は曲線基準を採用しクラッシックというイメージが当てはまらないものだと現在もそう感じてはいる。ランクル80のモデル設定は前期、中期、後期、とあって1989年から1998年に及んでいるので気が付けば既に誕生から30年の歳月が経っている。時間が経てば全ての製造された車は旧車となるが、ランドクルーザー80に対しては Classic という形容を使っている。クラッシックというと日本では古物的な感覚が支配するが、アメリカにおいてのクラッシックの形容では尊敬的な心情の篭った普遍性を意味するものとなり、オールドカーとは一線を引く事となる。クラッシックとは古いものではなくて、何時までも古くならない存在価値を有する名誉な表現なのである。
要点の視点を箇条書きにすると以下である。
#1 The 80-Series Land Cruiser can keep up with modern life.
*現在の使用に十分対応出来る
#2 They were built for a time of Japanese excess.
*日本の繁栄期(バブル経済時代)に製造されている(弾けたのも同期である)
#3 The aftermarket has embraced them, and parts are easier to find.
*アフターマーケットも充実しており、新、古の部品の入手が容易
#4 Low mileage Japanese models with turbo-diesel engines are arriving.
*低走行距離のディーゼルモデルも市場に存在するようになってきた
#5 They’re more future proof than any other classic Land Cruiser.
*ランクル80以前、以後のランクルよりも今後最も活用される
現在2020年から観たクラッシックの要件、概念的なクラッシックのイメージが覆される視点である。本文の中にはランクル80の中古価格が紹介されているが、その値段は右肩上がりの途上。コカコーラはオリジナルなコークにクラッシックの名称を付けている。レンジローバーは初期型レンジローバーをクラッシックと表現している。アメリカにおけるランドクルーザーにおいては40、50、60系はビンテージと形容するのが良いのかも知れない。ランドクルーザー80系は今後100や200の流れの中にあって、クラッシックランドクルーザーと位置され称される事になる可能性が謳われている。