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" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

カーバックパッカー

2015年07月12日 | FIELD NOTE

 アメリカでは既に夏休みが始まっています。この季節は多くの人々の足が都会を離れて自然と触れ合う機会を求め愛車に荷物を積み込み海や山へと出かけて行きます。クルマは車種を問わずトランスポーテーションとしての役目を担い、人が目的地に到着する為に必要な道具となる事から、クルマを使ってのアウトドア活動やキャンピングなどは特別な事ではなくて、日常生活の延長に過ぎない事だと理解できます。そして、こういう機会はクルマを運転するすべての人々にあるものなのです。

 そういった機会をより深いものにしたいと考えている人々が存在します。まず頭に浮かんでくるのは、往来のキャンピングカーやキャンピングトレーラーを牽引して自然の中に向かう人々。アメリカではキャンピングカーの為のキャンプ場も充実していますから、既に定着したスタイルと言えます。

 そして近年、カーバックパッカー的と僕が呼んでいるカテゴリーです。クルマは4X4トラックで、使用する道具を注意深く吟味選択し、コース(未舗装道を含む)を選択する人々。これは近年のアメリカでジープの人気が高まっている事。そして、オーストラリアや南アフリカで静かに発展してきたアウトバックでの4X4や道具及び技術が北アメリカで更に開花した結果となって現れているものです。

 

Outdoor X4

 そういった環境が整いつつあるアメリカでは情報の伝達も整理されつつあります。その一環が Outdoor X4 などの情報誌の存在です。写真はこの夏期の(9号)の表紙。この誌の中で To pack or not pack... という記事があるのですが、その中のあるキーワードに引っかかりました。そのキーワードとは HABITS (癖)。クルマを運転するならば誰でもキャンプやBBQなどで海や山にクルマで出かける機会を得ることができます。その時は悩む悩まないに関係なくいくらかの荷物を当然の様にクルマに積み込みます。そして誌が指摘するには、その荷物の積み方には人によって癖があるものだ、そして多くの場合その癖に気付かない。

 しかし、その癖があるという事を客観的に見つめ自分の癖に気付こうとするならば、そこから発展が始まるという事です。

 年に数回荷物を搭載して山や海に出かける程ならばあまり癖について考慮する必要はないと感じます。バックパッカーのザックには重い物を下に軽いものを上に、そしてフットワークを高める為の軽量、小型化など多くの知恵と技術がパッキングされています。クルマへの荷物の積み方一つ、あるいは持参する道具の選択。水や食料の運搬や調法などを前回よりも効率の良い物にしようとする試みや思索などの領域が、クルマを活用してアウトドアに出かける愉しみを深める事なんだよ、という事です。

 

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