ロクマルでいこう、60でGo!

" AS SLOW AS POSSIBLE AND AS FIRST AS NECESSARY "

大陸横断8500キロ

2014年02月15日 | OVERLANDERS

五十八歳、オートバイに初挑戦!

  一度しかない人生である。この先何年生きるかわからないが、夢を失ったまま過ごす人生はなんとも寂しく、味気ないものになるだろう。これから先の人生を悔いなく、明るく生きるために、この計画は絶対に断念すべきではないと思った。北米バイク旅行を、予定より一年遅れながら、1996年の夏に実施する事にした。

 ー 河添雄之助(かわぞえゆうのすけ)氏、当時71歳 -

 

 先週、日本人学校の図書館から借りて来た本、

バイク爺さん北米をゆく、大陸横断8500キロ

 上の文章は本のプロローグより引用したものである。58歳で初めてオートバイに乗り、71歳の時にアメリカ大陸をオートバイで横断した日本人男性の旅行記。ニューヨークでバイクを購入し(ヤマハXVビラーゴ250CC)、南経由でジョージア州から北カリフォル二アのサンフランシスコの街まで41日間5347マイル(8550キロ)の一人旅。まさに中高年の夢を実現した方である。旅の記録がしっかり記されているので読み物だけではなく実際の参考にも活用出来る一冊。

 

 最後のエピローグより、以下...

 旅を終った今、長年の夢を実現出来た喜びは大きい。『思いきってやっておいて、本当に良かった。』という、なんとも言えない充実感がある。不安や恐怖、苦難の多い旅ではあったが、日々、未知の世界に感激し、多くの厚意に感動した二ヶ月は、お金や物に代えられない貴重な時間であった。また、この度で得た、多くの体験は、これからの人生に、大きな勇気を与えてくれるだろう。

 

 かつて北海道大学のクラーク先生が残した有名な言葉、

『若者よ大志を抱け、この老人のように』

 の、後半の部分が大切だと思う。高齢化社会の進む日本である。老いてますます元気なパワー人間がいっぱいいても、面白いではないか。

 ...以上、引用終わり、

 

 旅行記、楽しませてもらいました。

 生きていれば誰でも年を重ねる。夢を抱くというのは少年や青年の特権ではない、中高年だからこそ夢を描いて生きたい、オーバーランドの夢っていうのが、いいなぁ。

 

コメント
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