遠い日本の情景を想いながら、このお盆の数日間は御先祖様に手を合わせた。決して長い時間ではないがこうした機会を持つと心が安心する。それは小川のせせらぎに乗って水に流されて行く水草のようでもあり川の流れという自然に身を任せた鼓動のようでもある。
1985年に製造されたトヨタランドクルーザー。ランクルのステアリングを握ってギアを選んでアクセルを踏み込むと前面の景色は見る見る変わりだす。遠くに見える小さな山はやがて目前に迫り、やがてバックミラーに居場所を変え遥か後方に突き放され、やがて視界から消えていく。
...常に潜在意識の中にある1985年という過去。
1985年製の車で2012年を走る事は2011年製の車で2012年を過ごす事とは感性の面で異なると思っている。時間幅の干渉を受けているのであろうが、それは時代の比較という見方をドライバーに与える。1985年の世界と2012年の今、1/4世紀を楽しむのだ。
ステアリングを握る度にリマインドされる、
...年製、
この現象は旧車に乗る者達の味わう宿命か、
いや!快感(笑)
美しくのどかな景色、車のスピードものどかになる?
(広い場所ではスピード出てても感じないんだよなぁ...注意!)
2011年、新車のFJクルーザー
最新のFJクルーザーなら、
過去のわずらわしい思いを引きずる事無く乗れる。
それが、新車の良い所なのだろう。
と、感じている。
さて、御盆のキーワードに戻るが、
車の世界にも御盆があってもいいよねぇ。
(休みの事ではないよ)
静かに先祖(先輩)に感謝する様な感覚。
ランクルのステアリングを握りながら、この車のアイデンティティを感じる。
それは過去と未来、40、70,80...200、
駆っているのは60なんだけど、共存性を感じる。
やっぱ、今は御盆なんだなぁ...