祝!ランクル博物館
これでアメリカの観光地が一つ増えました。
2012年6月23日アメリカ、ユタ州のミラーモータースポーツパーク内
Land Cruiser Heritage Museum – Grand Opening
Friday, June 22nd, 2012
This Saturday, June 23, Miller Motorsports Park is proud to host the Grand Opening of the new Land Cruiser Heritage Museum. The ribbon-cutting ceremony will be held at 10:00 a.m. as part of the annual Lucas Oil Off Road Racing Series and CruiserFest events.
The museum, located in the West Paddock at Miller Motorsports Park just east of the Off Road Short Course, houses an extensive collection of Toyota Land Cruisers that belong to Greg Miller, CEO of the Larry H. Miller Group of Companies.
The Toyota Land Cruiser began development in 1951 as Toyota’s version of a Jeep-type vehicle and went into production in 1954. It has been produced in convertible, hardtop, station wagon and utility-truck versions and is the longest-running series in Toyota’s history. It is renowned globally as a go-anywhere, do-anything vehicle and enjoys iconic status in the world of off-road travel.
Land Cruisers have always been a part of the Miller family, transporting them on numerous vacations and family outings as well as to off-road competitions. They bring friends and family together, and are more than just trucks – they are memories. Greg Miller says that Land Cruisers are one of life’s simple pleasures. “When I’m in a Cruiser,” he said, “I’m usually with people I love, doing what I love, in a place I love.”
The Land Cruiser Heritage Museum is intended to showcase the heritage of Land Cruisers, not one man’s love for Land Cruisers that is shared by many. The museum houses approximately 40 Cruisers, with displayed vehicles being rotated occasionally. The Cruisers on display range from a 1959 FJ25 to 2012 Toyota Land Cruiser VDJ78Rs that are being used for the Expeditions 7 global off-road adventure.
Going forward, access to the museum will be by appointment only. Those interested should contact Tobie Warner at 801-563-4179.
訪れる方は予約が必要です。
ランクル愛好家グレッグミラー氏の歴代ランクルのコレクション、その数は40台。貴重な1959年のオリジナルFJ-25から最新の200まで、中には最近のエクスペデッション7の78トゥルーピーもあります。ミラー氏はユタ及びコロラド州にランドクルーザーの専門店を展開しています。
ミラー氏は現在アメリカのランドクルーザー愛好家の中で中心的な存在になりつつある、それを象徴するのが先週開催された第四回を迎えたCruiserfest 2012である。そしてこの博物館のオープンセレモニーはこのイベントの期間に行われた。
展示されているランクルの一部はこのビデオの中にあります。
この様なアメリカランクル世界の動きを静観しながら(勝手に)感じている事が幾つかある。証拠や数字を挙げての説明ではないのであくまでも流れとしての感覚的な事ではある。
ランクルの選択の巾が大きく広がりつつある
USトヨタの新車のラインには、ランクル、FJクルーザー、4ランナー、タコマなどのオフロードに対応するトラックが準備されている。それに加えて40から100までの過去のモデルがラインアップされる形となる。ランドクルーザーという車は消耗品ではないという認識と価値観ますます広がる展開になる。現に今日40や60の値段が上昇している現象も含めて考えるとランクル旧車の需要が深い事が分かる。今後このような博物館を訪れた人々の中にはランクル旧車に魅了される人々も増えるであろう(たぶん)。このランドクルーザー伝承博物館という場所はユタ州の田舎にポッンと存在するのではなくてミラーモタースポーツパーク(レース場)にあるのだからクルマ好きな人々がワンサカ集まる場所である故にその影響は大きいと考えられる。ただしUSトヨタにとっては(少し)試練かも知れない、自社で生産した旧車が現行の販売ラインのライバルになるかも知れないからだ。
舞台の中心はグランドサークルへ
広大なロッキー山脈、そしてその裾野に広がる乾燥した荒野とサバンナ、更にモハベを始めとする砂漠地帯を本気で楽しめるクルマは何か?それはランドクルーザーではないか!という意識が目覚めつつある。その流れとして上記の活動が活発になり、同時に自然の楽しみ方や四駆の小冒険旅行事に対する意識も変わってきた。ランクルに限ってではないが、アリゾナ州ではオーバーランドジャーナルが発行され、オーバーランドエクスポが開催され続けている。FJクルーザーの最大イベントFJ Summit もコロラド州で来月開催される。アメリカでは四駆を使って楽しもうという流れがここ数年高まってきた感は否定出来ない。
さて、その流れの中にあってのランクル博物館のオープンである。
ミラー氏は決して自分のランクルコレクションを誇示す為にこの博物館を開いたのではない
上記のミラー氏の発言や日頃の彼自身の表現から分かるように、ランドクルーザーを通じて人を愛する事、更に文化や価値観、そして自然や街を愛する事、口に出して更に実践する(している)、その行為がランドクルーザー伝承博物館をオープンさせたのだと思っている。
なんと、その動機はLOVE(愛情)です