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フォーコーナーズの風

2012年06月24日 | ロクマル北米旅行 26/27

 その時間にそこを訪れたのは、たった一人で山の山頂にたどり着き安堵感と共に周辺と下界の景色に酔い、噴出した汗を爽やかな風で冷ます、そんな感覚だったと思う。

 

 フォーコナーズの入り口のサイン、

ここは、NAVAJO NATION (ナバホ国家)と記されている。

この地域はナバホ族の人々の管轄地区なのである。

 

 

おっ!いつの間にか、

他にもここで寝ている奴がいる(いた)。

後で挨拶をしたが、小型車で旅をしている若者のカップルだった。

彼女は車中泊、

男は地面で、(笑)

 

ここがフォーコーナーへの入り口、

実に質素な場所である。

 

朝7時の開時と共にモニュメントへ、

 

えっ?どこから来たのか?って、

ニューヨークだよ、

何!地元の人間かと思ったって、(笑)

 

確かにナバホの人々はアジア系の顔付きだが...。

 ナバホの人々はとてもフレンドリー。

 

早速誰もいないモニュメントに足を運ぶ、

優しい風が止むことなく吹いている。

 

ここがフォーコーナーズ!

4つの州の接点...。

おおーい、来たぞっー!

 ...

 

メモリアルの周りには、ベンダーズコーナーがある。

ここでネイティブの方々が手造りの工芸品やジュエリーを販売するのであろう。

朝の7時過ぎ、開いているお店はゼロ、

 

その周辺の光景、

どこまでも閑散とした荒野が続いている。

 

 

 

ここは決して観光地ではない!

モニュメントである。

ある人は、観るところは何もない、ツマラナイよ、と言う。

 

確かに観るものはない、しかし感じるものはあるよ、

それは風(スピリット)である。

ほら、千の風になってって言うじゃない。

 

 ここは閑散とした大地でも、そこで必死に生き暮らしこの土地を守って行こうとするネイティブな人々の感情。そして観光地として栄える要素がありながらも洗練した発展を避けている背景にこの土地の精霊の気分を伺いながら生活している姿勢を感じる。

彼らのそういった姿勢を見ながら日本人の中にある忘れかけた自然に対する畏怖な感情を思い出す事が出来た。

 

コメント (1)
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