京都以外の方は、御存知ないかもしれませんね。
これは、京都の伝統野菜の「万願寺とうがらし」なんです。
京都の夏の食卓には欠かすことのできない食材。
こんなに大きいんです。
普通の青とうがらしと大きさが全然違う。
これがもし辛かったら・・・と思うでしょ。
でもこれは水々しくってとっても爽やかな甘味なんです。
それにビタミンCがいっぱい。
これから夏の食べ物。
それに他の伝統野菜にくらべてお値段が安い!
3本で100円ぐらいかな。
食べ方はきわめてシンプル。
包丁で穴をあけて、焼くだけ。
穴をあけないとポンとはじけますよ。
私は、味醂、酒、醤油、砂糖、出汁でタレをつくって、焼いた万願寺とうがらしをいれます。
好みで食べる時に、花カツオをフルといいかも。
大根おろしもいいかもね。
ご飯がお酒がすすみます。
この万願寺とうがらしは、赤いものもこれからでてきます。
油で素揚げにして塩をふって食べるのもいい。ビールに合いますよ。
ひき肉を詰めてお料理するのもよさそう。
ピーマンと違って青臭さが少ないから、子供でも抵抗ないかも。
この万願寺とうがらしは、すごく古くからあるかというとそうではないのです。
もともとは、伏見とうがらしというのがあり、大正末期に外国産の大型とうがらしである「カルフォルニア・ワンダー」との交雑種として京都舞鶴でつくられたのだそうです。
万願寺って舞鶴の地名なんですって。
京都にそんなお寺ないし・・・と思っていたんです。
たまに宝くじに当る程度(何等なんやろ)の確率で、辛いのがあるらしい。
これを「あたり」というんやそうです。
「あたり」に当ったら喜ばないとね。
この万願寺とうがらしとハラペーニョとかけあわせて新しいのをつくったら、最強のとうがらしができるかな。
カンカン照りになりそうな予感。
それにしてもこの満願寺は大きいですね。
そう思います。
もう少し小振りかな。
暑い夏をこういうので乗り切りましょう。
ビールの飲みすぎに注意やけどね。
でも、この万願寺とうがらし、万願寺とうがらしの中でもでかくありませんか?
毎年、家庭菜園で作る万願寺とうがらしはこんなに大きくはなりませんし、お店で売っているのもこんな大きなのをみかけませんが!
これでビールは最高ですね。蒸し暑さを忘れさせてくれますね。