京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

お釈迦さんは扁平足?

2013年05月17日 05時35分18秒 | 社寺・和菓子


昨日は久しぶりに智積院の境内を通って病院方面に行く。
花は少ない時期なので殺風景かな。
緑も新緑から深緑へ移行する時期。
そういえば、家を通り抜ける風が青くさい匂いがしている。



智積院の仏足石が妙に気になった。
仏足石とは、お釈迦さんの足跡を石に刻んだもの。
古代インドでは、像を造らなかったのだそうです。
だからこういう仏足石とか菩提樹を信仰の対象にしていたそうです。



仏足石の特徴
◆足下安平立相(そくげあんびょうりゅうそう)
足が大きく平らで、土踏まずがないという特徴がある。より古い形式では何も模様がかかれていないことが多い。

◆足下二輪相(そくげにりんそう)
足のほぼ中央に二重の輪が画かれ、そこから放射状に線が画かれる。

◆長指相(ちょうしそう)
仏陀は手の指も足の指も長かったとされ、足跡の指も長く画かれる。

◆手足指網相(しゅそくしまんそう)
指と指の間に水かきのような網があったとされている。仏足石では、魚の絵で網を表している。



なんで仏足石が気になったかというと、お釈迦さんが立っているように感じたからなんです。
なんか不思議な感じでした。
仏像があるより、自分の頭の中で観じる方が信仰の対象としてはいいのかもしれませんね。
妙に納得してしまいました。


↑亀屋良長「早苗」


↑上用、黒こしあん

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます。 (路渡カッパ)
2013-05-17 09:49:48
最近はほとんどのお寺にありますね。真新しい仏足石をよく見ます。
硬貨が散らばっていることもね・・・(+_+)
みんながお釈迦さんが立っているように感じたら、そんなことはしないでしょうにね。
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>路渡カッパさん、こんにちは (京男)
2013-05-17 10:10:27
硬貨をおくというのは不思議な行為ですね。
色んなところにおいてあります。
それを盗む人がいないのはいい国なのかもしれませんけど。でもお賽銭の意味なら所定の場所に置いてもらいたいですね。なんか失礼な気がするのです。私が変なのでしょうか?
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こんにちは (すー)
2013-05-17 14:19:48
そうそう、最近はこんなところにも硬貨がということがあります。
何を思われているのかちょっと不思議ですよね。
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>すーさん、こんばんは (京男)
2013-05-17 20:37:35
こういう硬貨を置いていく行為はやめて欲しいですね。結構お年寄りが多いんですよ。
一番酷いのは、屋久島の杉に硬貨が差し込んであった。あれは酷すぎです。
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