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京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

京の七味考

2022年09月14日 05時23分15秒 | 
今年になって大将軍八神社近くの「長文屋」という七味屋さんによく行く。
京男は、七味が好きなんです。
有名なのは、清水寺門前の「七味屋本舗」かな。でも私はあまり縁がなかった。
私は、大きな店より対面で調合してくれるお店が好きかも。自分用の風味にしてもらっていました。


↑長文屋


↑場所は、北野白梅町あたりです。

お江戸と善光寺、京都と調合に特徴があります。
江戸は、唐辛子・焼唐辛子・黒胡麻・山椒・陳皮・けしの実・麻の実。
善光寺は、唐辛子・陳皮・胡麻・麻種・紫蘇・山椒・生姜。
京都は、唐辛子、山椒、麻種、芥子、青海苔、黒胡麻、白胡麻、紫蘇。※八味?
京都は、陳皮が入りませんね。なぜだろう?



京都の場合、辛味より香りを重視しますね。
だから辛さを抑え、風味や香ばしさを出す。
でないと京料理のバランスを崩してしまうからですね。
作りたてを少量買うのがコツかな。
どうしても保存するなら小袋を封を切らずに冷凍保存がいい。



このお店は、注文すると作ってくれます。
唐辛子の量は好みというか、使い方によります。
汁物やうどんに使う場合と御飯にかける場合とでは違います。
御飯にふりかけのようにかけるとびっくりされます。でも美味しいですよ。その場合は唐辛子の量は少なくなる。
七味とオリーブオイルをミックスするのもいい。サラダにかけたりします。バルサミコ酢に七味なんかもいいですね。



このお店でカレー粉が売っているのですが、すごく香りがいいのです。
これもお勧めね。
私も在庫が無くなったらわざわざ買いにいきます。
粉山椒なんかもいい。


↑そういえば「大辛」は買ったことがないなぁ・・・。

そうそう、祇園原了郭の「黒七味」というのもありますね。
原了郭の「香煎」も好きです。お茶のかわりに飲むといい。
また飲みたくなった・・・。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)000(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (常盤万作)
2022-09-14 05:53:11
19の時に香煎を買いました。とても飲めませんでした。七味は清水で買いました。しかし容器が欲しかったのです。
清浄歓喜団も食べましたが、葛切りの方が馴染みやすい。
「葛切りや祇園の店の急階段」今作りました。
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>常磐万作さん、おはようございます (京男)
2022-09-14 06:11:06
19では、わからないでしょうね。
清浄歓喜団も。
鍵善の店、急階段だった?
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こんにちは (すー)
2022-09-14 13:25:32
辛さにめちゃ弱いので・・・殆ど使うことがありません。京男さんに言わせればもったいないでしょうが!
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>すーさん、こんにちは (京男)
2022-09-14 14:54:31
辛くなくて香りの高いのを作ると問題ないでしょうね。
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鍵善 (常盤万作)
2022-09-14 16:38:09
50年前の階段は、急でした。
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>常磐万作さん、おはようございます (京男)
2022-09-15 07:07:51
鍵善の二階は行ったことがなかったかも。
若い時代は、和風の甘味なんて興味ない状態でした。
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